「京都の生協」No.70 2010年1月発行 | ![]() |
![]() |
ひとりで悩まないで‥ きょうとライフサポートセンター |
![]() 藤喬所長と大湾みどり相談員 |
「きょうとライフサポートセンター」は、京都府内の労働組合や労働金庫・全労済・生協連などで構成する「京都労働者福祉協議会」が、さまざまな生活相談をうけるため、2009年6月1日に開設しました。
労働や年金、多重債務、子育て、介護など、各分野の専門家や市民団体と連携して、その橋渡し役を担い、解決策を探っています。
相談費用は無料。関係団体(加盟労組など)加入者、アルバイト・派遣などで働く人や、高齢者・主婦・学生など、どなたでも利用できます。ただし、裁判や実務依頼となった場合は、決められた額の弁護士・税理士・社会保険労務士など費用が必要です。
相談員は、4人。これまであった相談内容は、「多重債務」、「住むところがない」、「他の相談窓口では、対応してもらえなかった」などです。
地域で孤立した高齢者の方などは、「じっくり話を聞いてもらえるだけでよい」ということもあるとのこと。「近所の人から、ここに相談したらいいよと聞いてきた」という方もあります。本人以外の方からの相談も多く、娘を心配した親御さんや、夫の労働相談を妻がというケースもあるとうかがいました。
藤喬所長は、「開設以来、専門家の方にもアドバイスをうけながら、一人ひとりのご相談に真摯に対応してきました。いままでの活動でえられたネットワークも相談解決に生きています。各相談員が相談事例を交流し、専門以外の問題でも対応できるよう勉強をつづけています。困ったときは、まずご相談ください」と話しています。
困った時はまず電話! 府内どこからでも無料
|