「京都の生協」No.71 2010年4月発行 今号の目次

  「京都市食の安全性確保及び安心な食生活の確保に関する条例」
――提言、市会各会派への要請など活発に――

 京都市では、2008年2月市会で「食の安全安心条例をつくる必要があるのではないか」という質問(公明党・大道義知議員)があり、門川大作市長が「京都らしい条例を制定する」旨の答弁をおこないました。以降、事故米穀問題への対応などのため、準備作業が遅れていましたが、2009年12月に条例骨子案が公表され、12月3日から1月4日までパブリックコメントに付されました。
 2009年12月18日(金)、ウィングス京都で、条例骨子説明会が開催され、京都府生協連はじめ、京都生協、生協生活クラブ京都エル・コープの役職員が参加しました。
 ついで12月25日(金)、せいきょう会館で、コンシューマーズ京都・京都府生協連・京都生協と京都市担当部局との懇談会を開催し、条例骨子案について意見交換しました。
 12月28日(月)、条例骨子案への意見書を提出しました(抜粋を以下に掲載)。
 2月から、京都府生協連は、コンシューマーズ京都とともに、京都市会各会派との意見交換会を開催。
 京都府生協連から、小峰耕二専務理事・坂本茂事務局長・髙橋薫事務局次長が出席、条例制定にあたっての要望を伝えました。


京都市生活衛生課・土井直也課長

・日本共産党との意見交換会

(左から)岩橋ちよみ議員、玉本なるみ議員、山中渡議員、西村よしみ議員(2月2日)
・自民党との意見交換会

(左から)加地ひろし議員、津田大三議員、山元あき議員、田中英之議員(2月3日)
・公明党との意見交換会

(左から)湯浅光彦議員、大道義知議員、井上のり子議員、津田早苗議員(2月2日)
・民主・都みらいとの意見交換会

(左から)藤川剛議員、おんづか功議員、鈴木正穂議員、中野洋一議員(2月17日)
・緊急懇談会の開催

市会上程条例案には問題点も……

 2月20日(土)、京都府生協連は、ウィングス京都で、コンシューマーズ京都とともに、議会提出案にふくまれている問題点などについて市民・市会各会派の理解をふかめるための懇談の場をもちました。
 坂本茂事務局長が「議会提出案は、事業者による自主的な衛生管理の推進措置、健康への悪影響の未然防止措置など、骨子案を構成していた重要な部分が削除されている」と指摘、市会で審議してほしい「論点」について提案しました(以下に抜粋)。

「条例骨子(案)」についての意見(抜粋)

国際的な理論と水準、最新の科学的知見による先進的な内容をもった条例に。
施策の実施状況の公表にあたっては、食の安全推進協議会の「評価」を得たうえで、「実施状況及び評価の内容を公表する」とすべき。
「本市における食の安全・安心推進体制の整備」が必要。
「京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度」は、府の「きょうと信頼食品登録制度」との統合を。
「適正な食品等の表示の確保」項をあらたに起こし、事業者支援の仕組みの創設が必要。
健康への悪影響が生じた時等の措置(指導、勧告、公表)についての「手順」を整備することが不可欠。
「市長は、必要に応じ、当該自主回収着手等の報告の内容を公表する」とのべているが、「すみやかに」でなくてはならない。

論点整理~議会審議のなかで明確にしていただきたいこと(抜粋)

「条例を制定する」ことの意味・問題意識が読み取りがたい。
行政じしんにおける食の安全・安心推進体制の整備が必要。
骨子案にあった「健康への悪影響の未然防止」の「章立て」がなくなり、「健康への悪影響が生じた時等の措置(指導、勧告、公表)」の項目がなくなった。
食品関連事業者への支援の仕組みがなくなった。
自主回収報告制度にかんする提出案は、制度の対象範囲を他自治体事例に比していちじるしく狭めるものとなっている。
条例の表題……「安心な食生活」という概念が不明。
多くの条項が「努力規定」になっている。
「安心な食生活」の確保にむけての施策が見えてこない。


  きょうと食の安心・安全フォーラム

 1月29日(金)、京都府庁内福利厚生センターを会場に、きょうと食の安心・安全フォーラム実行委員会(京都府、京都府農業協同組合中央会、(社)京都府食品産業協会、NPO法人コンシューマーズ京都、京都府生活協同組合連合会)の主催で開催しました。
 今年度のテーマは「消費者と食品関連事業者が共につくる食の信頼」。京都府農林水産部理事・食の安心・安全推進課・片岡光信課長が京都府食の安心・安全行動計画について、説明しました。
 次に同課・高田智之主任が「きょうと信頼食品登録制度」及び「京のブランド産品」について話されました。
 安心・安全の取り組み事例の紹介、試食並びに意見交換があり、110人が参加しました。


京都府食の安心・安全推進課・片岡光信課長

  第3回きょうと食の安心・安全意見交換会

 2009年12月21日(月)、綾部市にある京都府農林水産技術センター畜産センターで開催されました。
 同センター・荒田好彦部長があいさつされ、つづいて京都府畜産課・佐々木敬之主査、同センター・岩間小松主任研究員から報告がありました。
 京都府生協連からは小林智子会長理事、廣瀬佳代常任理事のほか、職員2人が参加しました。


京都府農林水産技術センター畜産センター

  第4回きょうと食の安心・安全意見交換会

 2月26日(金)、京都府庁内で開催されました。京都府生活衛生課・松井章課長のあいさつにつづき、京都府中丹西保健所食肉・試験検査室・星野桃子主任が食肉検査業務について説明しました。
 千葉正広副課長から、平成22年度京都府食品衛生監視指導計画(案)について説明があり、意見交換しました。
 京都府生協連からは廣瀬佳代常任理事と事務局の3人が参加しました。


京都府生活衛生課・松井章課長