「京都の生協」No.72 2010年8月発行 今号の目次

  2010年国際協同組合デー 第21回京都集会
「農商工連携が生み出す地域の元気」をテーマに開催


 7月14日(水)、キャンパスプラザ京都を会場に「2010年国際協同組合デー第21回京都集会」が開催され、JA、JF、森連、生協から160人が参加しました。
 国際協同組合デーは、毎年7月第1土曜日を、全世界の協同組合員が心をひとつにして、協同組合運動の発展を祝い、平和とよりよい生活を築くために、運動の前進を誓い合う日として、1922年に制定されたもの。
 京都では毎年、京都府協同組合連絡協議会(構成/JA京都中央会・京都府漁業協同組合連合会・京都府森林組合連合会・京都府生活協同組合連合会)が主催して、記念の集会企画を実施しており、ことしで21回目をむかえます。
 今回は「農商工連携が生み出す地域の元気」をテーマに、農商工連携の取り組みと、それぞれの協同組合から活動報告がおこなわれました。


JA京都中央会・中川泰宏会長からの
開会あいさつを代読する牧克昌常務

閉会のあいさつをする京都府漁業協同組合連合会
佐々木新一郎代表理事会長

 第21回京都集会は京都府森林組合連合会・総務部松田純一課長の司会で開会。
 JA京都中央会・牧克昌常務より、中川泰宏会長からの開会あいさつが代読されました。
 まず、農業ビジネスセンター京都・小倉訓事務局長から「いま、なぜ農商工連携なのか」について、提起された背景と意義、推進体制などの説明がありました。
 つづいて、農商工連携の事例として、京丹波町鎌谷中もえぎグループ企業組合の細井百合子さん、京都・京北つけもの工房「いぶり」の一瀬裕子さんより、報告がありました。
 参加者からは「熱意が感じられる取り組みで、今後に期待します」「元気いっぱいの女性パワー。応援したい」「地域の特色を生かした製品ができたことを喜ばしく思う」などの感想がありました。
 各協同組合からは「協同組合の若き担い手が語る」と題した活動報告がありました。
 「若い担い手の奮闘は心づよい」「前向きにがんばっておられる姿に勇気をもらいました」などの感想がよせられました。
 最後に、京都府漁業協同組合連合会・佐々木新一郎代表理事会長から閉会のごあいさつがありました。


  京都における農商工連携の取り組み

○いまなぜ農商工連携なのか

 農業ビジネスセンター京都
 小倉 訓 事務局長

 農商工連携とは、農林漁業者と商工業者がかかえる、さまざまな課題を、通常の商取引の関係をこえて連携・協力することによって、新商品・新サービスの創造・開発をし、売り上げや利益の増加をめざそうとする取り組みのことです。
 京都府内ではこうした取り組みにたいして助成金を交付し、あらたな京都ブランドの創造や地域経済の活性化を図ろうとする「きょうと農商工連携応援ファンド支援事業」があります。
 こんご、いろいろな形態の連携体ができることを期待します。

○女性のチカラで地場産品を全国市場へ

 鎌谷中もえぎグループ企業組合
 細井百合子 代表理事

 「地元のブランド素材を使って、ふるさとのぬくもりの感じられる商品づくりをしたい」との思いから、おかきづくり、お菓子づくりをはじめました。通信販売仲介会社と提携することによって、全国の百貨店、生協などで商品を利用していただき、販路がひろがっています。
 「京風ぎんつば草納言」をはじめ、送りだした商品はさまざまな賞を受賞しました。身近にある地元の特産素材を使い、商品を開発しています。
 これからも、夢を大きくもち、仕事を楽しみ、おもしろく、イキイキくらしていきたいと思っています。

○地域の野菜を「京北杉」でいぶった、「いぶり干し」産品づくり

 京都・京北つけもの工房「いぶり」
 一瀬裕子 代表

 京北で「生産している野菜のなかで規格外のものを使って、商品づくりができないか」という農業者の思いと、「すべて地元の材料で、あらたな観光土産物を製造できないか」という商工業者の思いが、特産品開発に結び付きました。
 京北杉のチップのみを使い、大根をいぶした「いぶり干し」は他にはない特色をもった漬物だと思います。
 地域の93%が森林ですが、木材価格の下落、需要の減少で林業は低迷しています。しかし、美しい京北の資源・自然を守っていくことでの評価が大切にされなければならないと思っています。


  協同組合の若き担い手が語る

 ~JA・JF・森林組合・生協より活動報告がされました。~


「僕は五代目 ~父とのつながり。人とのつながり~」
JA京都にのくに青年壮年部 綾部支部
西山 和人さん

「京都市森林組合に就職して」
京都市森林組合 業務課
山下 絵里子さん

「資源と環境に優しい底曳網漁業をめざして」
京都府漁業協同組合連合会
指導課 課長代理

濱中 貴志さん

「『さくらこめたまご』の取り組みについて」
京都生活協同組合
産直・地産地消推進担当

福永 晋介さん