「京都の生協」No.72 2010年8月発行 今号の目次

大江山 日本の鬼の交流博物館
鬼伝説の総本山 大江山の南麓
鬼とは何者なのか――を探る

 日本の鬼の交流博物館は、1993年に開館。古くから大江山に伝わる「酒呑童子伝説」を地域の文化財としてとらえ、「鬼文化全般」の資料を展示し、地域や個人を結ぶ交流の拠点となっています。

 鬼とは何者?

「祀られる鬼」「鬼と仏」「神楽の鬼」「暮らしの中の鬼」「追われる鬼」「民族芸能の鬼」「大江山の鬼」など、鬼面と写真で鬼をジャンル別に展示。鬼とは何かを、多面的にさぐることができます。世界の鬼面には、万国共通の「魔なるものの畏れ」があらわれていることもわかります。


塩見行雄館長
 3つの鬼退治伝説

 大江山には、「陸耳御笠(くがみみのみかさ・土蜘蛛)が日子坐王(ひこいますのきみ・崇神天皇の弟)に退治された話(古事記、丹後風土記残缺)」、「麻呂子親王が、三上ケ嶽(大江山の古名)で英胡・軽足・土熊などを討った話」、「酒呑童子の話」が伝わります。塩見行雄館長は、「しかし、鬼はけっして悪いことをしたから、懲らしめられたというわけではありません」と話しています。

 鬼瓦の移り変わり

 魔除けにも使われてきた鬼瓦を、複製品・実物をとりまぜて年代順に展示することで、鬼にたいする思いの変化もわかります。前庭には、「日本一の大鬼瓦(高さ5m、重さ10t・日本鬼師の会のみなさんの合作)」が展示されています。

 鬼の交流ホール

 特別展・会議・音楽会の開催などに利用され、現代の鬼を描く方がたの絵が壁面に展示されています。鬼に関する書籍・資料・写真が多数収蔵され、希望者は閲覧できます。



日本一の大鬼瓦
【利用案内】
開館時間: 午前9時~午後5時(入館は、4時30分まで)
休館日: 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)
年末年始 12月28日~1月4日
入館料: 一般310円、高校生210円、小・中学校150円(団体割引あり)
ただし、特別展の入館料および交流ホール使用料は別途。
【問い合わせ先】 〒620-0321 京都府福知山市大江町仏性寺909
電話/FAX 0773-56-1996
【交通】 北近畿タンゴ鉄道 大江駅下車(車で15分)
国道175号線、福知山市大江町へ