「京都の生協」No.74 2011年4月発行 今号の目次

  <東北地方太平洋沖地震> 今こそ助け合いの力を

2011年3月14日
日本生活協同組合連合会
会長 山下 俊史

○被災地の皆様へ
 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、甚大な災害が発生しました。被災された地域の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。あわせて、救援活動のためご尽力されている関係各位の皆様に、深く敬意を表します。
 未曾有の災害が発生した被災地では、励ましあい助けあって、困難に立ち向かっておられます。全国の生協は、困難な中での助けあいの心を共にし、被災地の皆様のくらしをたてなおすため全力を尽くしてまいります。

○全国の生協の組合員、役職員の皆様へ
 被災地の生協は、施設に大きな被害を受けながらも、組合員・役職員一丸となって、水・食品・毛布等の提供や避難所の設置、炊き出しなど、被災者のくらしを支えるために連日懸命な努力を続けています。
 全国の生協は支援物資や車両の提供、募金などにいち早く取り組んでいます。日本生協連は地震発生直後に対策本部を設置、直ちに救援物資の第1便を輸送開始しました。先遣チームがみやぎ生協の現地対策本部と合流し対策実施にあたっています。
 今後も、全国各地の生協とともに、生活物資のお届け、燃料の提供、支援車両の運行、医療支援、共済金給付など、被災地支援を最優先として取り組みを続けていきます。
 甚大な被害を受けた被災地のくらしと、これを支える生協の事業活動を立て直すのは容易ではなく、全国よりさらに強い支援が必要です。既に各地の生協では、被災者救援募金の取り組みが広がっており、日本生協連においても3月14日、募金口座を設置しました。
 皆様の力強いご支援を引き続きお願い致します。


  京都災害ボランティア支援センターを設置

 3月13日(日)、ひと・まち交流館に、京都府災害ボランティアセンター・京都市災害ボランティアセンターの登録団体代表が集合。東北地方太平洋沖地震にたいする京都府のボランティア支援組織として、「京都災害ボランティア支援センター」を設置し、各団体が協力・共同して活動することを確認しました。
 京都府生協連は京都府災害ボランティアセンターに団体登録しています。


 府民、市民への要請

 第1報として「府民、市民の皆様へ(お願い)」を発信することを確認しました。
 テレビ・新聞等の報道をうけて、府・市の災害ボランティアセンターなどへボランティア活動についての問い合わせが数多くよせられているなかで、「現時点」での見解と「お願い」を発信しています。
 京都府災害ボランティア支援センターからの「お願い」は、下記の通りです。


 災害ボランティア支援資金について

 京都府はじめ各種団体等を窓口とした被災者義援金が取り組まれていますが、ボランティア活動の推進に必要なものとして「災害ボランティア支援資金」の募金活動に取り組むことを確認しました。

<連絡先>
●京都府災害ボランティアセンター
電話 075-254-8815/HP http://fu-saigai-v.jp/
●京都市災害ボランティアセンター
電話 075-354-8728/HP http://ksvc.jp/

 【東北地方太平洋沖地震】にかかる府民・市民の方へのお願い

 今回の大災害は「広域災害」であり、相当の長期にわたり、もちろん安全に細心の配慮を行ったうえで、文字どおり国民の総力を挙げたボランティア支援を行う必要があります。
 そこで現時点におきまして、両センターから府民市民の皆さんに強くお願いします。
 電話における現地へのボランティア情報の収集や、現地への支援物資の送付などは、さらなる混乱を招く恐れもあり、被災された方や救助を行う方にとってかえって迷惑となり、迅速な 救助活動等が行われなくなる可能性もあります。つきましては、皆様方におかれましても、直接現地へ電話で問合せをされたり、訪問されるなどのことはお控えくださいますように強くお願い申し上げます。
 正確な情報が入り次第、本ホームページにも随時情報をアップいたします。ご支援やご協力を賜りますようにお願い申し上げます。