「京都の生協」No.75 2011年8月発行 今号の目次

  2011年国際協同組合デー 第22回京都集会

~2012国際協同組合年を記念して・Part I」をテーマに開催~

 7月6日(水)、キャンパスプラザ京都を会場に、「2011年国際協同組合デー第22回京都集会」が開催され、JA、森連、JF、生協から155人が参加しました。
 国際協同組合デーは、毎年7月第1土曜日を、全世界の協同組合員が心をひとつにして、協同組合運動の発展を願い、平和とよりよい生活を築くために、運動の前進を誓い合う日として、1922年に制定されたもの。
 京都では毎年、京都府協同組合連絡協議会(構成/JA京都中央会・京都府森林組合連合会・JF京都府漁業協同組合連合会・京都府生活協同組合連合会)の主催で、記念集会企画を実施しています。
 ことしは「2012国際協同組合年を記念して・PartⅠ」をテーマに、東日本大震災・原発事故と協同組合の取組みについて講演と報告がありました。
 JA京都中央会・総務部野間由幸課長が司会を担当。京都府森林組合連合会・青合幹夫代表理事専務が開会あいさつをしました。


京都府森林組合連合会・青合幹夫代表理事専務が開会あいさつ

 つづいて、「東日本大震災・原発事故と協同組合」と題して、滋賀県立大学・小池恒男名誉教授にご講演をいただきました。
 参加者からは「東日本大震災・原発事故によって日本がどう変わったか、再度見つめなおす機会になった」「政府が構想する『創造的復興』も大切だが、日常のくらしを支える大切さについても考えさせられました」「再生・復興には一人ひとりの『どうしたい』の思いによりそうことが大切だと学びました」など多くの感想がよせられました。
 講演をうけて、各協同組合より「被災地で起こったこと・協同組合はどう活動したか」をテーマに報告がありました。
参加者からは「津波の被害の実態に驚きと深刻さを実感した。それぞれの協同組合としておこなっている支援の話が聞けてよかった。被災者の生活を取り戻そうと努力されていることを知りました」「日本一の北山杉が東日本の仮設住宅に役立つことができていると知り、うれしく思った」「震災当日のすばやい対応や、きめ細かい支援、被災地で必要とされていることを的確に把握し、実態に即した活動がされている。協同組合らしい取組みがよくわかった」などの意見がありました。
 閉会にあたり、京都府生活協同組合連合会・小林智子会長理事が「復興に向けた長期の支援が必要。よりよい社会のために4つの協同組合が連携し、取り組んでいきましょう」とむすびました。



京都府生協連・小林智子会長理事が閉会あいさつ