「京都の生協」No.76 2012年1月発行 |
京都府食の安心・安全意見交換会 ~「放射性物質についての取組み」をテーマに~ |
2011年11月28日(月)、京都府保健環境研究所で開催されました。
京都府と消費者団体が意見交換をおこない、府の食の安心・安全対策に反映させるとともに、相互の意思疎通を図ることを目的に毎年開催されているものです。今回は「放射性物質についての食の安心・安全の取組み」がテーマ。
はじめに京都府農林水産部食の安心・安全推進課・川崎淳司課長から開会のあいさつがあり、食品検査や環境測定に使用される放射性物質検査機器等を視察、説明をうけました。 つづいて、食の安心・安全推進課と生活衛生課から「2011年度の検査体制および結果について」、保健環境研究所から「保健環境研究所での検査業務について(主に放射性物質関係)」、報告がありました。参加者からは「どのような基準で検査対象品目を設定しているのか」「こんご検査の品目数をふやす計画はあるか」などの質問があり、意見交換しました。
新日本婦人の会京都府本部、京都府連合婦人会、NPO法人京都消費生活有資格者の会、NPO法人コンシューマーズ京都、京都府生協連から13人が参加しました。
京都府食の安心・安全推進課・川崎淳司課長 |
放射性物質を検査する機器を視察 |
2011年11月11日(金)、京都府公館で、内閣府食品安全委員会・京都府主催により開催、26人が参加しました。
内閣府食品安全委員会事務局勧告広報課・二瓶亜三子技術参与がワークショップの目的などを紹介。同・久保順一リスクコミュニケーション専門官が「生食用食肉のリスク評価」について説明、京都府健康福祉部生活衛生課・宮野前亜希主任が京都府の食の安心・安全の取組みを報告しました。
ワークショップでは、5~6人ずつ4グループに分かれて、「生食肉による食中毒のリスクを理解するために必要なこと」をテーマに意見交換後、模造紙に各人の意見を書き出して発表しました。
生食肉の食中毒リスクは…… |
2011年12月9日(金)、生協会館新大阪で開催されました。大阪府立大学放射線研究センター・古田雅一教授が、放射性物質の人体への影響と食品の安全についての基礎知識について講演。
つづいてグループに分かれて、放射性物質のリスクのうけとめ方についてディスカッションをおこないました。放射性物質はゼロであるべきか、全品検査すべきかどうかなどについて議論しました。
2011年11月23日(水)、京都府パン工業組合事務所(木下商店)で開催。
(社)京都府食品産業協会・ 山本隆英会長があいさつ |
京都の食文化についての理解をふかめる体験型食育活動として「親子パンづくり教室」を実施しました。
(社)京都食品産業協会、京都生協キッズクラブ、京都府生協連の共催で、(社)京都府食品産業協会が認定する「味の匠・京のフードマイスター」植田哲夫さんが講師をつとめました。
当日は、京都生協キッズクラブメンバーとその保護者のみなさんを中心に12組28人が参加しました。
パンの生地づくりから始まり、発酵した生地に餡やクリーム、ウインナーやハムを入れオーブンへ。会場に焼き立てパンの香りが充満しました。
楽しい食育体験の一日となりました。
おいしくできるかなぁ…… |