「京都の生協」No.79 2013年1月発行 今号の目次

  京都府食の安心安全意見交換会
~「食の安心・安全行動計画」策定にむけて~

 2012年10月26日(金)、京都府庁内の京都府職員福利厚生センターで、開催されました。
 京都府と府内消費者団体が意見交換をおこない、府の食の安心・安全対策に反映させるとともに、相互の意思疎通を図ることを目的に毎年開催されています。
 京都府農林水産部食の安心・安全推進課・川崎淳司理事が開会のあいさつ。
 「京都府食の安心・安全行動計画」骨子(案)について、京都府農林水産部食の安心・安全推進課・石森裕主任が報告しました。
 参加者からは「現計画の進捗状況をくわしく知りたい」「新しく『きょうと食いく先生』の認定推進が掲げられているが、認定だけではなく、活躍できる場の確保も必要ではないか」などの意見がありました。
 京都府連合婦人会、新日本婦人の会京都府本部、NPO法人・京都消費生活有資格者の会、京都市消費者モニター等経験者の会、住みよい京都を作る婦人の会、京都市地域女性連合会、NPO法人・コンシューマーズ京都などから14人が出席しました。京都府生協連からは、廣瀬佳代常任理事、坂本茂専務補佐・事務局長(兼務)、川端浩子事務局担当が出席しました。

◇  ◇  ◇  ◇

 2012年11月2日(金)、京都府生協連は「京都府食の安心・安全行動計画」骨子(案)への意見を提出しました。意見書については、当会ホームページに掲載してあります。


京都府食の安心・安全推進課・川崎淳司課長

 学習講演会「放射線・放射性物質の基礎を知り、食品への影響について考えよう」

 2012年11月15日(木)、京都生協・京都府生協連の主催により、京田辺市商工会館で開催。100人が参加しました。
 安斎育郎科学・平和事務所所長(立命館大学名誉教授)が、「原発事故による被ばくのリスクを減らすには?」「原発に依存する政策を根本的に変えるには?」「私たち国民は今どうすればいいのだろうか?」の設問にこたえながら、放射性物質による人体や食品への影響について講演しました。
 参加者からは「現在のことだけでなく、これからのためにどうするかがわかった」などの感想がよせられました。


安斎育郎科学・平和事務所所長

 食の安心・安全フォーラム京都「食品中の放射性物質について考える」

 2012年9月10日(火)、京都市男女共同参画センター・ウイングス京都で開催され、150人が参加しました。
 主催は内閣府食品安全委員会、消費者庁、厚生労働省、農林水産省、京都府、京都市。食品安全委員会、厚生労働省などから「食品中の放射性物質による健康影響」「食品中の放射性物質の新基準値及び検査」「農業生産現場における対応」について報告がありました。
 京都府食の安心・安全推進課・津田義郎副課長から、「京都における食品中の放射性物質検査状況」について報告がありました。


 近畿地域食育実践者等の交流会

 2012年9月28日(金)、京都リサーチパークで開催。主催は農林水産省近畿農政局。小栗邦夫局長が開会のあいさつをおこないました。
 女性のための統合ヘルスクリニック・イーク丸の内・仲眞美子院長が「身近な食を見直して生活習慣病予防・改善」、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部・畝山智香子第三室長が「『食の安全』とは何でしょう?」と題して、食べ物にかかるリスクと安全性について講演しました。


 きょうと食育フォーラム

 2012年11月10日(土)、大阪ガス・ディリパ京都パルホールで開催されました。主催は京都府・きょうと食育ネットワークなど。
 京都府農林水産部・小田一彦副部長が開会のあいさつ。NPO法人日本料理アカデミー地域食育委員会・鵜飼治二副委員長(懐石近又主人)による「だしを使った食育の模擬授業」がおこなわれました。福岡市立愛宕小学校・稲益義宏教諭が「イナマス方式による『お弁当の日』」をテーマに講演しました。


鵜飼治二(懐石近又主人)