「京都の生協」No.82 2014年1月発行 今号の目次

  2013年9月~台風18号にたいする京都の生協の活動

 2013年9月15日(日)から降り続いた大雨は、府内各地に甚大な被害をもたらしました。京都府災害対策本部の調べによると、重傷・軽傷者6人、全壊・半壊、床上・下浸水などの被害をうけた住宅約5382戸。農林水産関係の被害約89億円にのぼりました(10月15日現在)。福知山市・舞鶴市には災害救助法が適用されました。


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(由良川が氾濫した福知山市内。『京都新聞』2013年9月17日付より転載)

 災害対策本部を設置

 京都府生協連は、専務理事を対策本部長とする府災害対策本部を立ち上げ、被災地支援の取組みを開始しました。会員生協・近畿地区生協府県連・日本生協連関西地連に災害ボランティア活動支援の要請をおこなうとともに、京都府災害ボランティアセンター構成団体として活動支援をおこないました。

 ボランティア活動

 災害ボランティア活動には、9月16日(月)から10月3日(木)の期間で、のべ8324人が参加しました。ボランティアの電話受付にはコープ自然派京都、京都生協、京都府生協連からのべ9人が参加しました。
  京都駅からのボランティアバス運行にさいしては、京都府生協連からボランティアバスリーダーの派遣をおこないました。バス運行当日には、大学生協京都事業連合、京都府生協連の役職員が受付・誘導などの送出しやボランティア活動用支援品の積込みをおこないました。
  ボランティアバスの出発にあたっては、京都府・山田啓二知事から感謝と激励のあいさつがありました。


京都府・山田啓二知事がボランティアを激励

京都生協両丹ブロックによる炊出し


 会員生協の活動

 京都生協・全京都勤労者共済生協・京都市民共済生協では、共済加入者への被災見舞いをかねた訪問調査活動をおこないました。
  京都生協では、由良川が氾濫して流木・土砂で埋まった田・畑の整備作業や家屋の泥出し作業が職員有志によりおこなわれました。
  被災地となった京都生協両丹ブロックエリアでは、組合員と役職員による被災者支援の炊出しがおこなわれ、住民のみなさんから喜ばれました。

 会員生協を代表して京都府に義援金

 京都府生協連は、会員生協を代表して、台風18号の豪雨により被災された方への援護の一助として、京都府に義援金をお届けしました。2013年11月6日(水)、上掛利博会長理事が京都府健康福祉部・山口寬士部長にお渡ししました。京都府消費生活安全センター・奥村功センター長が同席しました。京都府が募集した義援金は京都府内の各市町村を通じて被災された方がたに配分されます。


京都府健康福祉部・山口寛士部長(右)

  京都府災害ボランティアセンターに活動支援の寄付

 京都府生協連は京都府災害ボランティアセンターに寄付をおこないました。2013年10月24日(木)、上掛利博会長理事が同センター・宮本隆司代表にお渡ししました。
  同センターは、2004年の台風23号被害をうけて、災害時に行政・社会福祉協議会・NPO ・ボランティア団体などが協働し、被災者支援のボランティア活動を効率的・効果的に実施していくことを目的に設立されました。京都府生協連は運営委員団体として位置づけられています。


京都府災害ボランティアセンター・ 宮本隆司代表(右)

 会員生協から義援金・見舞金をお届けしました。

 京都生協は、組合員に支援募金のよびかけをおこない、70万9000円を社会福祉法人・京都府共同募金会へお届けしました。全京都勤労者共済生協は、福知山市と舞鶴市に災害見舞金として各30万円をお届けしました。

 MCA無線(防災無線)訓練

 2013年11月6日(水)、震度6強の地震が発生したとの想定で、日本生協連関西地連、京都府生協連、京都生協、大学生協京滋・奈良ブロックのあいだで、通信訓練をおこないました。
  MCA無線が発災時に正常に稼動できるようになっているか(送受信の状態・器具の不具合の有無・電波状況・設置場所など)について検証しました。
  訓練をうけて、見つかった不具合の是正、それにともなうマニュアルの見直しなどをおこないました。

 日本生協連関西地連大規模災害対策協議会「公開企画」

 2013年10月25日(金)、日本生協連関西地連管内生協の役職員など70人が参加しました。2013年3月、内閣府中央防災会議に設置されたワーキンググループで「南海トラフ巨大地震対策についての最終報告」があり、その理解を深めることを目的に開催されたものです。
  ワーキンググループ主査として最終報告書にかかわった、関西大学社会安全学部・社会安全研究センター長・河田惠昭教授が「最終報告と政府の対応」について講演しました。

 京都府総合防災訓練

 2013年9月1日(日)、宮津運動公園を主会場に開催されました。日本海側で直下型地震が発生し、原子力災害が引き起こされたとの想定。住民避難や救援物資の輸送、避難所開設などの訓練をおこなうことで、府民の防災意識の高揚を図り、被害の減少につなげようというもの。伊根町、京丹後市、与謝野町でも訓練がおこなわれました。
  京都府生協連は7時45分に京都生協丹後支部で災害対策本部を立ち上げ、京都府から要請のあった救援物資等をトラックに積み込んで、訓練会場にむかいました。
  京都府生協連は、京都府と「災害時における応急対策物資供給等に関する協定書」(1997年)を締結しており、JA京都中央会とともに訓練に参加。生協から31人、JAグループから10人のボランティアが参加しました。


救援物資を輸送