「京都の生協」No.82 2014年1月発行 今号の目次

  第13回京都府協同組合職員体験・交流学校

 2013年9月12日(木)~13日(金)、京都府漁業協同組合本所などを会場に開催され、各協同組合から役職員23人が参加しました。


京都府農林水産技術センター
藤原正夢海洋生物部長

京都府農林水産技術センター
山崎淳海洋調査部長

京都府栽培漁業センター
中津川俊雄所長

 主催は、京都府協同組合連絡協議会(JA京都中央会、京都府漁業協同組合、京都府森林組合連合会、京都府生活協同組合連合会で構成)。協同組合で働く職員の教育と育成を目的として、京都府の協同組合の連携、課題を学び、認識を深め合う機会として2000年度より毎年開催されています。2013年は、京都府漁業協同組合が当番となり、「京都の水産業について学ぶ」をテーマに開催しました。


地引網漁業体験

ちくわ作り体験

 一日目は、京都府漁業協同組合組織部指導課・花﨑元裕係長が「京都府の漁業と漁協」、京都府農林水産技術センター海洋センター・藤原正夢海洋生物部長と同センター・山崎淳海洋調査部長が「京都府における資源管理型漁業及び環境にやさしい二枚貝類養殖業の推進」について講義をおこないました。
京都府栽培漁業センター・中津川俊雄所長の案内で、同センターの種苗生産施設などを見学しました。

 二日目は、宮津市栗田田井地区漁業者の協力をいただいて地引網漁業体験をおこなったほか、舞鶴かまぼこ協同組合・辻義雄参事の指導によるちくわ作り体験、京都府漁業協同組合が開設している卸売市場・施設見学をおこないました。

 二日間の講義・体験・交流学校をとおして、京都の漁業・漁協・海洋センターなどがはたしている役割について学びました。


京都府漁業協同組合が開設している卸売市場見学

 参加者からは、「はじめて参加した。ほかの協同組合の方と交流する機会はほとんどなく、貴重な時間だった」「7月の国際協同組合デーをきっかけに、京都にはさまざまな協同組合があることを知りました」「ほかの協同組合の幅広い世代の方と交流ができ、貴重な経験となりました」「ふだん仕事をしているなかでは意外に知らないこともあり、今回の交流学校をとおして漁業というものを再認識できる機会となった」など感想がよせられました。