「京都の生協」No.82 2014年1月発行 今号の目次

  ポストIYC(国際協同組合年)記念企画
第2回 大学生協寄付講座「協同組合論」
~2013年8月27日(火)~31日(土)に開講~

 2012年国際協同組合年記念企画として開講された大学生協の寄付講座「協同組合論」は、ひきつづき2013年もキャンパスプラザ京都で開講され、80人の学生・市民が受講しました。
  この講座は、全国大学生協連(京滋・奈良ブロック)の企画によるもの。同ブロックの寄付をもとに同志社大学商学部のご協力をえて、実現しました。
 1日3講義を5日間連続でおこなう夏季集中講座で、各講義では、大学関係者以外にも、消費・生産・医療・金融・労働など各分野で活躍する協同組合から講師をむかえました。理論と実践の両面で協同組合の現状と課題を学ぶことのできる充実した内容となりました。


京都府協同組合連絡協議会が協力

 第5回目の講義では京都府生協連・小林智子前会長理事が演壇に立ち、多くの女性が生協の活動をとおして成長し、活躍してきたことや、京都生協職員の中西陽子さんをゲストにむかえて、仕事のやりがいなどを対談形式で紹介しました。 就職活動時の悩み、生協の仕事をつうじての喜びなどが率直に語られ、受講者の共感をよびました。
 講座を担当された同志社大学商学部・麻生潤准教授と名和又介名誉教授は、「受講生が毎回の授業のあとに提出するレポートを読むと、熱心で深く理解している様子がうかがえる」との講評をのべられています。


京都生協職員・中西陽子さん(左)
京都府生協連・小林智子前会長理事(右)

 大学生協では昨年の講義内容を書籍として出版(『協同組合論―ひと・絆・社会連帯を求めて―』発行・全国大学生協連、販売・連合出版)しました。本講座には京都府協同組合連絡協議会(JA京都中央会、京都府漁業協同組合、京都府森林組合連合会、京都府生協連で構成)から運営費用の補助と講師派遣などの協力をいただきました。

講義内容は以下のとおりでした。


第1講 「協同組合とは何か」 名和又介(大学生協京滋・奈良ブロック会長、同志社大学名誉教授)
第2講 「賀川豊彦と協同組合」 賀川督明(賀川記念館館長)
第3講 「協同金融の社会的な役割と課題」 法橋聡(近畿労働金庫地域共生推進部部長)
第4講 「大学生活と大学生協」 山﨑弘純(全国大学生協連学生委員長)
第5講 「女性の生き方と生協~私の『個人史』・京都の生協とのかかわり~」 小林智子(京都府生協連前会長理事)
第6講 「コミュニティ・バンクのめざす経営姿勢」 榊田隆之(京都信用金庫専務理事)
第7講 「協同組合の歴史」 杉本貴志(関西大学教授)
第8講 「漁業とはどんな産業か~協同組合の役割~」 濱中貴志(京都府漁業協同組合組織部指導課長)
第9講 「森林と人との共生」 青合幹夫(京都府森林組合連合会代表理事専務)
第10講 「中世の大学と協同」 川添信介(京都大学生協理事長、京都大学教授)
第11講 「JA(農協)の存在意義について」 牧克昌(京都府農業協同組合中央会専務理事)
第12講 「地域にねざした医療福祉の総合事業」 神山充(南医療生協総務部人事育成課次長)
第13講 「酪農家の協同組合」 鎌谷一也(鳥取県畜産農業協同組合代表理事組合長)
第14講 「地域に役立つ仕事おこしの協同組合」 岡安喜三郎([一社]協同総合研究所理事長)
第15講 「協同組合論を締めくくる」 麻生潤(同志社大学 商学部准教授)、名和又介(大学生協京滋・奈良ブロック会長、同志社大学名誉教授)