「京都の生協」No.83 2014年4月発行 今号の目次

  学習講演会「放射性物質と食の安全性について」~子どもとくらしの明日のために~

 2月25日(火)、キャンパスプラザ京都で開催され、70人が参加しました。消費者庁が実施している食品と放射性物質にかんするリスク・コミュニケーション等の事業を活用した学習講演会で、消費者庁・京都府・京都生協・京都府生協連の4者での共催。福知山市、京田辺市についで、2013年度は3回目の開催となりました。
 NPO法人食品保健科学情報交流協議会理事長、元・内閣府食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会座長・関澤純先生が「食品の安全と放射性汚染~子どもとくらしの明日のために~」と題して講演をおこないました。
 消費者庁消費者安全課・石川一課長補佐が「消費者庁におけるリスクコミュニケーションの重点的展開」、京都府農林水産部・川崎淳司理事が「京都における食品中の放射性物質検査状況」、京都生協品質保証部・佐々木裕司マネジャーが「食品中の放射性物質にかかわる生協の取組み」について報告しました。
 参加者からは「わかりやすい説明だった」「放射性汚染について基本から学ぶことができた」「質問に一つずつていねいに答えていただいた」などの感想がよせられました 。


食品保健科学情報交流協議会
関澤純 理事長

消費者庁消費者安全課
石川一 課長補佐

京都府農林水産部
川崎淳司 理事

 京都発!食とみどりのサイエンスNow

 2月22日(土)、京都府立植物園・植物園会館で開催され、100人が参加しました。主催は京都府農林水産技術センターで、京都府生協連などが後援しました。京都府農林水産技術センター・池内重樹センター長が開会のあいさつをおこないました。
 同センター茶業研究所・原口健司専門官と四方紀良主任研究員が「宇治茶の香りと味」について報告しました。参加者には「やぶきた」「うじみどり」「ごこう」および「碾茶」の4種類の茶葉が配られ、香り・色の比較体験をしました。
 同センター作物部・大橋善之主任研究員は「京都の米で、京都の酒を!」をテーマに報告しま した。1933年に現・丹後農業研究所で誕生した酒造好適米「祝」を復活させたストーリーが語られました。
 京都府立植物園技術課・高木真男氏は、植物園の最近のトピックスについて話題提供しました。
 京都府生協連からは、横山治生専務理事、廣瀬佳代常任理事、坂本茂理事、高田艶子生協活動推進委員、川端浩子事務局担当が出席しました。


熱心に聞き入る参加者

京都府農林水産技術センター
池内重樹センター長