「京都の生協」No.86 2015年4月発行 今号の目次

  きょうと食の安心・安全フォーラム ~なるほど! おいしい! 安心・安全 京の食~

 1月28日(水)、京都府庁福利厚生センターで「きょうと食の安心・安全フォーラム」が開催されました。
 主催は、きょうと食の安心・安全フォーラム実行委員会(京都府、JA京都中央会、[一社]京都府食品産業協会、コンシューマーズ京都、京都鶏卵・鶏肉安全推進協議会、京都府生協連)。
 今年で8回目の開催となり、府民約130人が参加しました。
 (一社)京都府食品産業協会・山本隆英会長の開会あいさつにつづき、京都府農林水産部食の安心・安全推進課・津田義郎副課長が「京都府における食の安心・安全の取組み」について報告しました。
 「きょうと信頼食品登録制度」登録事業者および京都米生産者による安心・安全の取組みの報告をうけ、試食と意見交換がおこなわれました。
 報告をおこなった方がたは、次のとおりです。①有限会社グリーンファームソーゴ・渡邉章取締役社長、②桐山食品株式会社・桐山季久代表取締役、③小川食品工業株式会社・小川修司代表取締役、④株式会社オノウエ管理部直販課・松岡加奈子さん、⑤綾部こだわりコシヒカリ部会・渡辺隆部会長、⑥小川珈琲株式会社・沖永憲生取締役。
 京都府生協連・渡邉明子理事が閉会のあいさつをおこないました。


(一社)京都府食品産業協会
山本隆英会長

京都府生協連
渡邉明子理事

  平成27年度きょうと食の安心・安全意見交換会

 京都府食の安心・安全意見交換会は、京都府食の安心・安全推進条例にもとづき、消費者である府民の意見を府の施策に反映させることを目的に、府内の消費者団体との間で毎年、開催されています。
 第1回目は、2月6日(金)、京都府庁別館で「京都府食品衛生監視指導計画」をテーマに開催されました。
 京都府健康福祉部生活衛生課・森田朗課長が開会のあいさつ。同・入江祐子副課長から「平成26年度京都府食品衛生監視指導計画中間報告」および「平成27年度京都府食品衛生監視指導計画(案)」、同・大石剛史副主査から「食品等の収去検査計画」について説明がありました。
 「中小零細規模の事業者へのHACCPのすすめ方」、「きょうと信頼食品登録制度の普及と広報」、「ジビエ料理の普及にともなう、食肉加工事業者への指導・監督」等について質問・意見交換をおこないました。
  第2回目は、2月16日(月)、宇治茶会館で「宇治茶における安心・安全の取組みについて」をテーマにして、開催。
 京都府農林水産部・奥野裕史理事が開会のあいさつ。同・農林水産技術センター・農林センター・茶業研究所・大串卓史主任研究員が「安心・安全な宇治茶を届けるために」、続いて、共栄製茶株式会社・執行役員・立開康司プロダクトマネージメント本部長が「宇治茶での安心・安全の取組み(製茶段階での取組み)」、京都府・農林水産部・農産課・宇治茶特産振興担当・馬場奈央登技師が「宇治茶に係る施策」を説明しました。
 「お茶栽培と農薬使用についての情報提供のし方」、「宇治茶の定義」、「和束茶と宇治茶の違い」などについて意見交換をおこないました。
  第1回、第2回の意見交換会には、京都府生協連から、横山治生専務理事、坂本茂理事はじめ事務局2人が参加しました。


京都府健康福祉部生活衛生課
森田朗課長

京都府農林水産部
奥野裕史理事

  食品衛生監視指導計画パブリックコメント

 2月27日(金)、京都府生協連は、平成27年度京都府食品衛生監視指導計画(案)について、3月2日(月)には、京都市食品衛生監視指導計画(案)についての意見を提出しました。
 「ホテル・レストラン等の店内でのアレルギー物質に関する情報提供の徹底にむけた取組みを抜本的につよめる」ことや、「健康食品」について「適正な表示」の徹底にむけて商品パッケージの記載内容だけでなく、新聞広告、新聞折り込みチラシ、インターネット等の「探索」の実施などをもとめています。
 意見書は京都府生協連ホームページ「資料集・政策提言」欄に掲載しています。


  京都発! 食とみどりのサイエンスNow

 2月21日(土)、京都府立植物園・植物園会館で開催されました。主催は京都府農林水産技術センターで、今年で6回目の開催。京都府生協連などが後援しました。
 京都府農林水産技術センター・池内重樹センター長が開会のあいさつ。同センター海洋センター海洋生物部・西垣友和研究員が「海の京都の特産物~丹後あかもく~」について、同センター農林センター園芸部・磯野浩太研究員は「カラフルな野菜・果物に宿る『チカラ』~抗酸化性を中心に~」をテーマに報告しました。「丹後あかもく」養殖技術の開発経緯や、京野菜には生活習慣病の予防効果のある抗酸化性が高いと紹介。「丹後あかもく」や、京野菜の「桂ウリ」のスムージーの試食もありました。京都府立植物園技術課・高木真男氏より、植物の魅力について話題提供がありました。
 京都府生協連からは、坂本茂理事、高田艶子生協活動推進専門委員、事務局が参加しました。


京都府農林水産技術センター・池内重樹センター長

  農林水産省近畿農政局と近畿地区生協府県連協議会との意見交換会開催

 3月3日(火)、せいきょう会館で開催。今年で17回目となります。
 近畿農政局から、曾根則人局長はじめ8人の方が、生協から、近畿5府県の生協連・日本生協連関西地連の役職員18人が参加しました。
 開会にあたって、京都府生協連・上掛利博会長理事と近畿農政局・曾根則人局長があいさつをのべました。
 近畿農政局から、消費・安全部消費生活課・藤井雅弘課長が、「『攻めの農林水産業』の実現に向けた新たな政策の概要」、「新たな食料・農業・農村基本計画について」、経営・事業支援部事業戦略課・丹菊将貴課長より、「農山村における再生可能エネルギーを活用した近畿圏での取組み事例」について情報提供があり、意見交換をおこないました。
 休憩の後、食品ロス削減をテーマに、近畿農政局・丹菊将貴課長が「食品ロス削減に向けて」について報告。生協から、ならコープ・中野素子副理事長(奈良県生協連理事)が、「食品ロスを考える~ならコープ(北エリア)の食べる、たいせつの取組み」、兵庫県生協連・三輪薫事務局次長から「コープこうべにおける資源循環と環境共生型農園・エコファームについて」、日本生協連・関西地連・辻祥行事務局長から「生協のフードバンクの取組み事例」の紹介があり、意見交換をおこないました。


農林水産省近畿農政局・曾根則人局長

  京都府食品産業協会40周年記念式典開催

 2月19日(木)、ANAクラウンプラザホテルにおいて開催されました。物故者への黙祷のあと、山本隆英会長から式辞と功労のあった事業者・個人7人に、感謝状が贈呈されました。農林水産省近畿農政局長、京都府副知事、京都市長から来賓の祝辞がありました。食品関連団体や食品、菓子、惣菜メーカーなど140人が参加。京都府生協連から上掛利博会長理事、渡邉明子理事、坂本茂理事、日岡豊子理事が出席しました。