「京都の生協」No.87 2015年8月発行 今号の目次

  ピースアクション京都 2015
6月21日(日)、京都府生協連のよびかけで
生協組合員・役職員約150人がピースパレードに参加

 6月21日(日)、「2015年ピースパレード京都」が取り組まれました。「平和と核廃絶の願いをもちより、広島・長崎での世界大会につなげよう」との趣旨ではじまった京都の生協のピースパレードは、今年で32回目をむかえました。


京都府生協連・上掛利博会長理事、乙訓医療生協・小野留美子専務理事、
生協コープ自然派京都・坂本真有美理事長、京都生協・畑忠男理事長が先頭をきって行進

 京都府生協連のよびかけで、京都生協・生協コープ自然派京都・大学生協・京都府庁生協・京都医療生協・乙訓医療生協などのほか、鳥取県の生協からの参加もあり、組合員・役職員約150人が「世界中に伝えたい まあるい地球 みんな友だち みんな好き!」をテーマに、街ゆく人びとに力づよく訴えました。

  日曜日開催となった今回のパレードは、多くの観光客の中を祇園石段下から四条通り、河原町通りをすすんで、京都市役所へ。歌をうたいながらの行進となりました。

  それぞれが趣向をこらしたカラフルなコスチュームで参加し、「We love peace.Love & Peace」と大きな声でアピール。さまざまな国の言語で平和を訴えるプラカードを掲げて行進すると、沿道の海外の観光客からピースサインを返してもらうなど、楽しみながら平和をアピールする、華やかでにぎやかな催しとなりました。

  パレードの出発を前に、円山公園内で出発集会が開かれました。京都生協・中田和子さんが司会を担当、京都生協・田中與念子ピースパレード実行委員長があいさつをおこないました。

  鳥取県の生協からの参加者をはじめ、各団体によるピースアピールがあり、それぞれの熱い思いが語られました。

  ゴールとなった京都市役所前では、まとめ集会がおこなわれ、京都府生協連・上掛利博会長理事が生協を代表してあいさつをおこないました。



鳥取県の生協のみなさん

京都の大学生協のみなさん

「世界中に伝えたい まあるい地球 みんな友だち みんな好き!」

京都府生協連・上掛利博会長理事

京都生協役員のみなさん

〈2015年原水爆禁止国民平和大行進実行委員会へのメッセージ〉 ※抜粋

 4月27日から開かれた2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議には、代表が参加し、日本からの1000人を超える代表団とともに「核兵器のない世界」を求める市民の声を反映させる重要な役割を果たしました。核兵器禁止・廃絶を求める声は国連加盟国の8割となり、多数の国が法的な枠組みづくり、核兵器禁止条約に触れるなど、核兵器廃絶の流れの新たな発展が示されたことは重要です。
また、国連の潘基文事務総長の被爆地広島・長崎訪問、国連本部や首都ワシントンで原爆展が開催されるなど、核兵器の実相を伝え、広める取組みは一歩一歩ではありますが着実に前進していることに確信を持つ必要があります。

 国内では、日本の国のあり方の土台をこわそうとする動きがつよまっています。安倍内閣は、5月14日、集団的自衛権行使を可能にするために、自衛隊法など現行関連法10法を一括して見直す「平和安全法制整備法」と新設の「国際平和支援法」の2法案を閣議決定し、同法案は国会に提出され審議されています。これらの法案は、戦後日本が築き上げてきた「平和主義」の理念を否定するものであり、法案に強く反対し、撤回を求めていきましょう。

 今年は、被爆70年の節目の年です。私たちや子どもたちの平和な未来に核兵器は必要ありません。被爆者の「核戦争起こすな、核兵器をなくせ」「ふたたび被爆者をつくらない」「ヒロシマ・ナガサキを世界のどこにもくりかえさせるな」という切実な願いにしっかりと向き合い、核兵器廃絶の転機となる年にしていきましょう。平和行進の取組みが、そのための力強い一歩となることをあらためて確認しようではありませんか。

2015年6月21日
京都府生活協同組合連合会
会長理事  上掛 利博



  ピース交歓会を開催

 同日、せいきょう会館東隣のおおたやで、「ピース交歓会」を開催しました。

 この交歓会は、東京から広島までの「通し行進者」や、京都府内の「通し行進者」を迎えて、京都入りの歓迎と激励を兼ねて、毎年おこなわれています。

 京都生協・田中與念子ピースパレード実行委員長より歓迎のあいさつがあり、大学生協京滋・奈良ブロック・芝田考一さんから乾杯のあいさつがありました。暑い中をパレードした健闘をたたえ合いました。通し行進者の自己紹介や鳥取県の生協からの参加者の紹介、京都生協組合員による激励など盛りだくさんの内容でした。京都生協の有志による生演奏に乗り、みんなで腕を組んで大きな声で「青い空は」や「We Shall overcome」などを合唱。京都府生協連・横山治生前専務理事のギター演奏もあり、にぎやかな会となりました。

 原水爆禁止京都協議会・小杉功事務局長が閉会のあいさつをしました。


通し行進者が自己紹介

腕を組んで、合唱!!