「京都の生協」No.90 2016年8月発行 今号の目次

  京都府生協連 第63回通常総会開催

  全議案を満場一致で可決、役員21人を選任

 6月14日(火)、午後1時30分からコープ・イン・京都で、「京都府生活協同組合連合会第63回通常総会」を開催しました。
 今総会の代議員数は44人で、当日の出席は本人出席29人、委任出席2人、書面出席12人でした。ご来賓をはじめ、85人の参加となりました。


開会のあいさつをする
上掛利博会長理事

京都府府民生活部・西川定彦部長
(京都府・山田啓二知事代理)

京都労働者福祉協議会・
橋元信一会長

 上掛利博会長理事が開会のあいさつをのべ、つづいてご来賓の京都府府民生活部・西川定彦部長(京都府・山田啓二知事代理)、京都労働者福祉協議会・橋元信一会長から、ご祝辞をいただきました。

 酒向直之事務局長が、国会議員、各関係団体、各生協からいただいた84通の祝電・メッセージをご紹介しました。

 提案されたすべての議案が、満場一致で可決されました。  2号議案では、2001年6月総会で策定した「21世紀ビジョン」のふりかえりをおこない、京都の生協の課題と京都府生協連の役割を今日的に見直し、「新・京都の生協の課題と京都府生協連の役割」を決定しました。

 員外理事をふくむ18人の理事と3人の監事が選任されました。

 2016年度の役員体制は下記のとおりです。

 当日は8人の代議員・オブザーバーから、地域生協・大学生協・医療生協・職域生協、共済生協の活動について、8件の活発な発言がありました。

 これらの発言をふまえ、高取淳専務理事が、「京都の生協がそれぞれの分野で組合員の要求にこたえて、旺盛に取り組まれていることが伝わる内容だった。これらの報告をふまえ、今後の京都府生協連の活動の糧にさせていただきたい」と、まとめをおこないました。


高取淳 専務理事

今回退任された役員のみなさん (敬称略・当時)
理事  柴田弘美
(京都生活協同組合副理事長)
理事 末廣恭雄
(京都府立医科大学府立大学生活協同組合専務理事)
理事 崎濱誠
(京都教育大学生活協同組合専務理事)
理事 田中弘
(京都医療生活協同組合前専務理事)
理事 長誠一郎
(京都高齢者生活協同組合くらしコープ専務理事)
監事 五藤実
(同志社生活協同組合専務理事)

祝電・メッセージをお寄せいただいた方がた (敬称略・順不同・6月14日現在)
厚生労働副大臣
衆議院議員公明党
竹内 譲 衆議院議員自由民主党 田中 英之 衆議院議員民進党 泉 ケンタ
衆議院議員民進党 北神 圭朗 衆議院議員日本共産党 こくた恵二 参議院議員自由民主党 二之湯 智
参議院議員民進党 福山 哲郎 参議院議員日本共産党 市田 忠義 参議院議員日本共産党 井上さとし
参議院議員日本共産党 倉林 明子 京都市長 門川 大作 京都府議会議長 植田 喜裕
京都府社会福祉協議会会長 位髙 光司 京都市社会福祉協議会会長 村井 信夫 京都商工会議所会頭 立石 義雄
京都府農業協同組合
中央会会長
中川 泰宏 京都府漁業協同組合
代表理事組合長
西川順之輔 京都府森林組合連合会
代表理事会長
青合 幹夫
弁護士 大河原としたか


  誰もが安心してくらせる地域・社会づくりをめざして
~新・京都の生協の課題と京都府生協連の役割~

京都の生協の5つの課題

1. 生協の事業と活動の総合力を発揮し、生活の文化的・経済的向上をめざします
組合員の願いを大切にし、ライフスタイルの変化にこたえ、それぞれの生協の強みを発揮して、「私の生協」と実感できる事業やサービス、活動の実現をめざします。
2. 消費者市民社会の主人公として、よりよい社会づくりに貢献します
食の安全や消費のあり方を意識し、自立した組合員の協同の力で消費者市民社会の実現をめざします。健康づくりや、福祉の充実とくらしの安心、地球環境保全や食糧問題、消費者問題、男女共同参画の推進、平和・核兵器廃絶、憲法を守り、民主主義の実現に努力します。
3. 安心してくらせる地域経済・社会づくりをめざします
生産と消費の連携、地域包括ケアの取組みやコミュニティの課題への参加など、さまざまな協同組合や地域の諸団体、行政との協同をつよめ、地域経済の再生・創造と、安心してくらせる地域社会づくりに貢献します。
4. 協同と連帯の力で活動を推進します
それぞれが持つ個性と強みをいかし、さまざまな分野の生協同士が協同と連帯をすすめ、さらに協同組合間協同を推進することで、組合員の願いを実現し、協同組合の価値をひろげます。
5. 組合員参加をひろげ、安定した事業と経営を確立します
組合員参加をひろげ、協同の力でさまざまなニーズにこたえるとともに、コンプライアンスと内部統制につとめ、安定した事業と経営の確立をめざします。

京都府生協連の4つの役割

1. 学びと交流
会員生協の共同の場にふさわしく、生協同士がお互いに学びあい、はげましあえる交流と共同の行動をつよめます。
2. 生協間の協同・連携
多様な生協間の協同と連携、職員や組合員の交流を推進し、あらたな取組みの創造をめざし、交流から、さらに提携できることを模索します。また全国の生協とつながり、共通する課題の取組みを推進します。
3. 行政・諸団体との連携
京都の生協を代表して、行政との連携、各界との意見交換の開催、各種協同組合や地域諸団体とのネットワークをひろげ、連携して組合員と消費者の願いを実現することをめざします。
4. 生協の姿を社会に発信し、理解をひろげる
京都の生協の事業や活動のさまざまな姿を社会(行政、報道機関、地域諸団体)に発信し、生協の視認性や認知度を高める活動を通して、生協の価値と存在意義への理解をひろめます。


  発言者と発言テーマ


  2016年度役職員体制

役員の状況(2016年6月14日現在・敬称略) ※印は新任
役職名 氏名 所属生協・役職名
代表理事・会長理事 上掛 利博  員外
副会長理事 畑 忠男 京都生活協同組合 理事長
副会長理事 中森 一朗 大学生活協同組合京都事業連合 専務理事
代表理事・専務理事 高取 淳 員外
常任理事 本多 浩 京都府庁生活協同組合 専務理事
常任理事 中島 達弥 京都大学生活協同組合 専務理事
理事 大森 俊次 ※ 京都医療生活協同組合 専務理事
理事 岡田 照雄 京都市民共済生活協同組合 専務理事
理事 小野 留美子 乙訓医療生活協同組合 専務理事
理事 上総 紫香子 生活協同組合生活クラブ京都エル・コープ 副理事長
理事 川村 幸子 京都生活協同組合 副理事長
理事 酒井 克彦 ※ 立命館生活協同組合 専務理事
理事 坂本 真有美 生活協同組合コープ自然派京都 理事長
理事 杉本 賴正 ※ 京都高齢者生活協同組合くらしコープ 副理事長
理事 堂本 吉次 やましろ健康医療生活協同組合 専務理事
理事 鯰江 賢光 ※ 京都生活協同組合 常務理事
理事 林 章司 ※ 京都工芸繊維大学生活協同組合 専務理事
理事 山川 修司 全京都勤労者共済生活協同組合 専務理事
特定監事 今西 静生 京都府庁生活協同組合 元専務理事
監事 石井 聡 京都生活協同組合 常勤監事
監事 鯉迫 裕子 ※ 龍谷大学生活協同組合 専務理事

(事務局)
事務局長 酒向 直之
事務局担当 川端 浩子
事務局担当 岡本 朋子