「京都の生協」No.94 2018年1月発行 今号の目次

  八幡市民スポーツ公園・八幡市民体育館を主会場に 京都府総合防災訓練

2017年9月3日(日)、八幡市民スポーツ公園・八幡市民体育館を主会場に開催されました。局地的豪雨による水害と地震による土砂災害の発生を想定して、住民避難や救援物資の輸送、避難所開設の訓練をおこなうことで、府民の防災意識の高揚を図り、被害の減少につなげることを目的として開催。八幡市民スポーツ公園の他に、京田辺市、宇治田原町等でもおこなわれました。

地震発生を受け京都府生協連は、8時に京都生協洛南支部で高取淳専務理事を本部長に災害対策本部を立ち上げ、京都府から要請のあった救援物資等の必要資材を配送トラックに積み込んで、訓練会場にむかいました。

京都府生協連は、京都府との間で締結している「災害時における応急対策物資供給等に関する協定書(1997年締結)」にもとづき、京都のJAグループとともに物資の輸送・配布訓練に参加しました。

生協からは京都府生協連・畑忠男副会長理事(京都生協理事長)、生協コープ自然派京都・柴垣千春専務理事はじめ、地元の生協組合員、役職員26人、JAグループから10人のボランティアが参加しました。


救援物資の輸送訓練

JA京都グループと一緒に

  平成29年度関西広域応援訓練(図上訓練)

関西広域連合のもと、大規模災害時の実効性のある物資供給の実現に取り組もうとする行政機関や民間団体、事業者等による連携・協力組織として2017年1月12日(木)に「関西災害時物資供給協議会」が設立されました。協議会には、京都府生協連も参画しています。

2017年9月22日(金)、大規模災害時における応援・受援にかかる活動内容や手順の確認と課題の抽出をおこなうとともに、防災関係機関との連携強化等を図ることを目的に、関西災害時物資協議会を構成する団体による、関西広域応援訓練(図上訓練)が、兵庫県災害対策センターで開催されました。当日は、緊急物資円滑供給システムチェックリストにもとづき、ロールプレイング方式による「状況付与型図上訓練」がおこなわれました。京都府生協連から、酒向直之事務局長が参加しました。


図上訓練に参加する酒向直之事務局長

  MCA無線(防災無線)訓練を実施

2017年8月29日(火)、11月28日(火)に、震度6強の地震が発生したものと想定。日本生協連関西地連(大阪)京都府生協連会員生協(京都生協・全国大学生協関西北陸ブロック京滋奈良エリア)間でおこないました。発災時に非常用通信機器として設置しているMCA無線が正常に稼働できるようになっているか(送受信の電波状態・機器の不具合の有無など)について検証しました。

訓練は年5回開催しています。

2018年1月19日(金)には、京都府生協連会員生協による相互連絡防災通信訓練を予定しています。


  災害ボランティア活動を支援するための募金に寄付

京都府生協連は、2017年7月に発生した、九州北部豪雨災害に関するボランティア活動を支援するために、京都府災害ボランティアセンターが呼びかけた、「ボランティア活動サポート募金」に3万円を寄付しました。