「京都の生協」No.96 2018年8月発行 今号の目次

  ピースアクション京都 2018
6月21日(木)、京都府生協連のよびかけで
生協組合員約80人が、ピースパレードに参加

6月21日(木)、「2018年ピースパレード京都」が取り組まれました。「平和と核廃絶の願いをもちより、広島・長崎での世界大会につなげよう」との趣旨ではじまった京都の生協のピースパレードは、今年で35回目をむかえました。


京都高齢者生協くらしコープ・水口武夫理事長、京都生協・川村幸子副理事長、
全国大学生協連関西北陸ブロック学生事務局京滋・奈良エリア担当・小山結希菜さん、
京都府生協連・高取淳専務理事、京都生協・畑忠男理事長が先頭をきって行進

京都府生協連のよびかけで、京都生協・京都高齢者生協くらしコープ・大学生協などのほか、鳥取県の生協からの参加もあり、組合員・役職員約80人が「今ある平和はたからもの―未来をつくるのはわたしたち―『ヒバクシャ国際署名』をひろげましょう!」をテーマに、街ゆく人びとに力づよくアピールしました。

前日の雨も上がり、多くの観光客の中を祇園石段下から四条通り、河原町通りをすすんで、京都市役所へ。

全国の被爆者らが中心となってすすめる「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかける折り鶴や、英語・ハングル・中国語で署名を呼びかける用紙を配りながらの行進となりました。

パレードの出発を前に、円山公園内で出発集会が開かれました。



日本海コースの横断幕を持って

京都生協役員のみなさん

今ある平和はたからもの―未来をつくるのはわたしたち―「ヒバクシャ国際署名」をひろげましょう!

〈2018年原水爆禁止国民平和大行進実行委員会へのメッセージ〉 ※抜粋

昨年7月には、人類史上はじめて核兵器を違法とする核兵器禁止条約が採択され、12月には条約採択に貢献した国際NGO・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞し、核兵器のない世界をめざす市民社会と運動にとって歴史に刻まれる年となりました。

今年に入っても、4月には南北首脳会談、6月には米朝首脳会談が開催され、朝鮮半島の非核化や北東アジアの平和の共同体づくりの出発点となることが期待されています。「平和とよりよき生活」を掲げ、核兵器をなくすための取り組みを進めてきた生活協同組合としても心から歓迎するものです。

今、被爆者の皆さんとともに設立した「ヒバクシャ国際署名を大きくひろげる京都の会」の取り組みは大きなひろがりを見せています。

被爆者の「核戦争起こすな、核兵器をなくせ」「ふたたび被爆者をつくらない」という切実な願いにしっかりと向き合い、核兵器廃絶の転機となる年にしていきましょう。 京都の生協は、被爆者の皆さんとともに「ヒバクシャ国際署名」を大きくひろげ、戦争も核兵器もない平和な社会の実現に向けて、引き続きその役割を発揮してまいります。

平和行進の取り組みが、そのための力強い一歩となることを確認し、みなさまと一緒に、楽しく、そして声高らかに、平和と安全・安心なくらしの大切さをより多くの京都府民によびかけていきたいと思います。

2018年6月21日
京都府生活協同組合連合会
会長理事  上掛 利博