「京都の生協」No.99 2019年8月発行 今号の目次

  ピースアクション京都 2019
6月21日(金)、京都府生協連のよびかけで
生協組合員約80人が、ピースパレードに参加

6月21日(金)、「2019年ピースパレード京都」が取り組まれました。「平和と核廃絶の願いをもちより、広島・長崎での世界大会につなげよう」との趣旨ではじまった京都の生協のピースパレードは、今年で36回目をむかえました。


京都高齢者生協くらしコープ・水口武夫理事長、京都生協・川村幸子副理事長、
全国大学生協連関西北陸ブロック京滋・奈良エリア学生事務局・吉村暢基さん、
生協コープ自然派京都・柴垣千春専務理事、京都府生協連・上掛 利博会長理事が先頭をきって行進

京都府生協連のよびかけで、京都生協・生協コープ自然派京都・京都高齢者生協くらしコープ・大学生協などのほか、鳥取県の生協からの参加もあり、組合員・役職員約80人が「みんなでいこう ピース&ピース 今ある平和はたからもの―未来をつくるのはわたしたち―」をテーマに「NO NUKES 核兵器はいらない!」のプラカードを掲げ、街ゆく人びとに力づよくアピールしました。 多くの観光客の中を祇園石段下から四条通り、河原町通りをすすんで、京都市役所まで行進しました。

全国の被爆者らが中心となってすすめる「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけるチラシや折り鶴を配りながらの行進となりました。 パレードの出発を前に、円山公園内で出発集会が開かれました。



鳥取県の生協からも参加

京都生協役員のみなさん

出発集会で集合写真

〈2019年原水爆禁止国民平和大行進実行委員会へのメッセージ〉

2019年原水爆禁止国民平和大行進にご参加のみなさま、連日、ほんとうにご苦労さまです。京都の生活協同組合を代表して、心から連帯のごあいさつを申し上げます。
広島・長崎への原爆投下から74年。昨年末に国連総会本会議で各国に核兵器禁止条約への署名と批准を求める決議案を賛成多数で可決しましたが日本など41か国が反対し、明るい見通しが立たないまま現在を迎えています。
また、昨年4月に朝鮮半島をめぐって南北首脳会談、6月には米朝首脳会談が開催され、朝鮮半島の非核化や北東アジアの平和の共同体づくりの出発点となることが期待されていました。しかし、「朝鮮半島の完全な非核化」をどう具体化させるのかの協議はすすんでおらず、引き続き注視していく必要があります。
被爆者やその関係者のみなさんとともに設立した「ヒバクシャ国際署名を大きくひろげる京都の会」の取り組みは大きな前進を見せています。5月には「ヒバクシャと話すKYOTO原爆展」が開催され、多くの府民に被爆の実相をお知らせすることができました。被爆者の「核戦争起こすな、核兵器をなくせ」「ふたたび被爆者をつくらない」という切実な願いにしっかりと向き合い、核兵器廃絶の転機となる年にしていきましょう。
京都の生協は、被爆者やその関係者のみなさんとともに「ヒバクシャ国際署名」を大きくひろげ、戦争も核兵器もない平和な社会の実現に向けて、引き続き役割を発揮をしてまいります。 平和行進のとりくみが、そのための力強い一歩となることを確認し、みなさまと一緒に、楽しく、そして声高らかに、平和と安全・安心のくらしの大切さをより多くの京都府民のみなさんによびかけていきたいと思います。

2019年6月21日
京都府生活協同組合連合会
会長理事 上掛 利博