高齢者大会と生協

2012年11月22日

10月10日~11日、高松で開催された日本高齢者大会に参加した。今年で26回目の大会となる。因みに第1回大会は、1987年9月に京都で開催されている。大会の開催にむけては日本生協連医療部会が大きな役割を果たしたと聞いている。
 
15歳以上を対象にした老後の見通しについての内閣府調査では「明るい見通しを持っている」「どちらかといえば持っている」を合わせて14.4%。「全くそうでない」が40.4%。「どちらかといえばそうでない」を含めると85%が老後に見通しが持てないと回答している。
 
121121_tansin.jpg大会では「高齢者は知恵と経験を兼ね備えたすばらしい宝です。高齢者が地域の中で役割をもって元気にいきることは、若い世代に夢を与えます」「若者がいきがいをもって働けるよう、知恵と経験をお伝えください」と呼びかけがあった。また、「ひとりぼっちの高齢者をなくす運動とともに『高齢者にやさしい街づくり』をすすめていくためには、地域力が高まっていることが大切である」ことの指摘もあった。
 
地域力を高めていくためには、地域の様々な人・組織・団体が力をあわせ、コミュニティーをより豊かにしていく必要がある。そのためにも生協がコミュニティーを構成している人・組織・団体から信頼され、支えられる中で、地域とともにその役割発揮ができればと考える大会だった。
(2012.11.5 N.S)