生協と商品活動

2013年02月19日

 
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京都生協の商品大交流会に参加した。
今年も全国各地から、たくさんの生産者・メーカーのお取引先のみなさんが参加され、組合員・職員と交流する機会となった。
 交流会では、①農業生産法人有限会社トップリバー、②京都府漁連と川又商店、③恩納村漁協と井ゲタ竹内の3つの生産者・メーカーのお取引先から、思いがこもった事例報告があった。
組合員活動の領域が、商品活動から地域社会づくりへのかかわりへと広がってきているなかで、先の3つの事例を通してこんごの商品活動のひろがりが楽しみだ。
創立期の志を引き継いだ先輩諸氏からは、「商品開発・商品活動の経験は、京都生協の組合員活動の原型を作り出してきた。そのポイントは、①組合員の声・要求が基本であること、②多くの組合員参加による商品開発・改善活動、③生産者・メーカーのお取引先との連帯(単なる取引先ではなく、生産者という立場から消費者の権利の確立のために生協組合員と連帯すること)。京都生協は、1964年『頼もしき隣人たらん』という願いを込めて出発した。意義深い、画期的な消費者の決意だった。一人ひとりの消費者・組合員が生活者主体として自立し、お互いに頼もしき隣人たらん宣言をした。それは、受身ではなく、能動的な消費者になっていくことへの宣言でもあった。商品開発・商品活動の場は、その実践の場でもあった。」と繰返し伝え、教えられてきた。
今年の商品大交流会は「食べることはつながること、キッチンから社会参加へ」をテーマに開催された。多様な商品活動のひろがりが「社会の仕組みを知ること」「社会教育の場」となり、一人ひとりの消費者・組合員が成長でき「買い物がくらしや社会を変える」ことにつながることを願っている。(N.S)