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想像以上にサルそっくり!

2016年02月25日

京都府立植物園(京都市左京区)の温室で、サルの顔のように見えるランが見られるとの事で、行ってきました。
ちょうど前日に開花したとの事でした。
南米のエクアドルやコロンビアの高地に自生する「ドラクラ・ギガス(別名モンキー・オーキッド)」。
指先ほどの大きさの花をのぞき込んだ人が次々に「ほんまや!」と感嘆の声をあげてました。
そしてのぞき込んでみると…想像以上のサル顔におもわず「ほんまや!」と声をあげたのでした(笑)
(2016年2月25日 H・K)

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モンキーオーキッド
Dracula gigas(ドラクラ ギガス) ラン科
属名のドラクラはラテン語で「小さな竜」を意味し、萼片の先端が異様に長くなることから命名された。その一方「ドラキュラ伯爵」の名前にちなんで、花姿が異様であることから(吸血鬼)の意となっている。種小名ギガスはラテン語で「巨大な」の意味で、花が大きいことを示している。自生地は南米のエクアドル北部~コロンビアにまたがる標高1700~2600mの高地で、しかも雲霧林の中の樹木などに着生している。したがって、冷涼な気候と、高い湿度を好む。ドラクラ属の仲間は、愛好家の間で花の姿が特徴的なところから「モンキーオーキッド(サルのラン)の名前で親しまれている。花弁・唇弁・側萼片の中央部に濃褐色の模様があわさって「猿顔」状に見えることから、そう呼ばれている。