UP 2024-08-21
第49回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

第49回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

開催日 2024/07/09
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

「SDGs 2030年の目標達成にむけて 日生協・各生協の取り組みに学ぶ」をテーマに開催

2024年7月9日(火)、コープ御所南会議室とオンラインにて開催。役職員28人が参加しました。西島秀向会長理事が開会のあいさつをおこない、本多浩常任理事がコーディネーターをつとめました。

SDGsは2016年~2030年の15年間を対象とし、2023年はその折り返しの年でした。しかしながら日本のSDGsの達成状況は、「つくる責任、つかう責任」「気候変動に具体的な対策を」「ジェンダー平等を実現しよう」等の目標については、深刻な課題があるとされています。2030年SDGs達成に向けて、日生協や各生協の取り組みや今後の計画について学び・交流し、さらなる役割発揮にむけて考える機会としました。

はじめに「日本生協連SDGsの取り組みと2024年度方針について」をテーマに、日本生協連管理本部総合マネジメント部・高橋怜一氏から報告がありました。

つづいて会員報告として、京都生協サステナビリティ推進部・上羽祐子マネジャーから「SDGs2030年の目標達成にむけて」、生協生活クラブ京都エル・コープ山路容子理事長から「生活クラブ2030行動宣言~サステナビリティレポート~」、立命館生協衣笠キャンパス・朱雀キャンパス購買・村上泰三店長と立命館生協学生委員会衣笠キャンパス社会課題解決チーム長・菊地実優氏から「立命館生協 ~SDGsの取組み」、全京都勤労者共済生協・蛭田美幸専務理事より「SDGs 取組内容について」、それぞれ報告がありました。

参加者からは

<日生協報告>

・2030環境・サステナビリティ政策の目標数値を描かれていて、そこに基づくモニタリングも正確に追われています。その具体化について組織的な取り組みとしているところにまず驚かされました。

・2030年環境・サステナビリティ政策やビジョンの中期方針での踏み込んだ部分が知ることができました。環境だけでなく人権部分への取り組み内容を聞くことができたのも良かったです。

・弊組合でも人権方針の策定を検討するので、策定までのプロセスや策定してからの管理体制など学ばせていただきたいです。

 <会員報告>

・大学生協と地域生協等との協同について知れて良かった。学生の学びと協同参画は大きな可能性を感じます。自らだけではなかなか「かたち」が考えられなかったが発想を拡大したいと思います。

・立命館生協さんの「私たちの取り組みはいつでもSDGsの取り組みとして意味づけることができるはず」という一文が本当にそうだなと思いました。様々な取り組みを進められている様子をお聞きすることができ、生協・協同組合の事業・活動自体がSDGsの貢献につながっていると感じました。

・色んな協同組合がそれぞれに取り組みをされているので、協力して進められることもありそうです。京都の協同組合として連携していけたらと強く思いました。

<全体を通して>

・共済事業である組合では環境面での取組は難しいですが、多様性の尊重やジェンダー平等などの人権尊重の面で何かヒントにならないかと思いながら拝聴しました。17の目標に無理やりこじ付けて満足する、いわゆるSDGSウオッシュに陥らないことも重要かと思います。

などの感想がありました。

本多浩常任理事がコーディネイター
日本生協連管理本部総合マネジメント部・高橋怜一氏
京都生協サステナビリティ推進部・上羽祐子マネジャー
生協生活クラブ京都エル・コープ・山路容子理事長
立命館生協・村上泰三店長(左)と、同・学生委員会・菊池実優氏
全京都勤労者共済生協・蛭田美幸専務理事