2025年5月22日(木)、コープ御所南ビル4階会議室とオンラインで開催しました。会場10人、オンライン39人の会員生協役職員が参加しました。化学物質、有機フッ素化合物PFASによる、水道水の汚染が問題になっており、PFASの中には、2000年頃から有害性を指摘されるようになり、製造・輸入が禁止になっているもの(PFOS・PFOA)があります。そもそもPFASとは何なのか?私たちの健康に被害を及ぼすのか?など、講師に京都大学・小泉昭夫名誉教授([公社]京都保健会社会健康医学福祉研究所 所長)をお招きし、PFASについて学ぶ機会として開催しました。
小泉教授からは、PFASとは何か、吉備中央町での検査結果の評価、懸念される健康影響、日本の基準と食品安全委員会の見解の問題点、環境修復の必要性等についてお話がありました。
参加者からは「難しい内容でしたが、環境汚染物質である有機フッ素化合物が化学的に安定していることで色んな用途に使われていたこと、身近に京都府の綾部の産廃処理の中で、高い数値があることを、知ることができました。健康影響のあるものについてはしっかりと情報を公開していくことが大切な部分と思いました。しかし危険だからとかこれはダメだとかではなく、何が私たち組合員にできるのか、生協としてのPFASに対しての考え方や今後の伝え方などを、それぞれの生協で共有できればと思います」「難しいところもありましたが、とても勉強になりました。水だけでなく、農作物の汚染に気をつけなければならないのですが、検査ができる体制が整っていくことを願っています。下水汚泥肥料使用の拡がりも心配しています」などの感想がありました。