「子ども平和新聞プロジェクト」は、戦後・被爆80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけを作ることを目的に実施します。見学・取材をする中で平和の重要性を理解し、それを新聞を通じて次世代に継承することも目指します。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただきました。
第1回は、2025年6月1日(日)、京都新聞社(京都市中京区)で、京都新聞社編集局報道部社会担当部長 論説委員の渋谷哲也氏より、新聞の役割、新聞の特徴、記事の書き方について、教わりました。参加した子どもたちは、小学5年生から高校1年生までの7人。
参加者からは「どんなニュースを一番大きく取り上げるかを、どのように決めているのですか?」「戦時中の新聞はどうやって取材したのですか?」「自分の考えと事実について、どのような割合で書いたらいいのですか?」など、質問がありました。渋谷記者からは、戦前の日本のようにならないために「平和とは何か」を自分で考えることが何よりも大事であり、新聞づくりを通して平和を伝えることにチャレンジして欲しいとのお話がありました。
学習会の前に、京都新聞社編集局総務の日下田(ひげた)貴政氏の案内で、京都新聞社編集局内を見学しました。参加者は初めて見る編集局に興味津々でした。