ーヒバクシャ運動を振り返り「核兵器廃絶」を考えるー
2024年11月30日(土)、コープ御所南会議室とオンラインで開催しました。主催は、京都生活協同組合・NPO 法人コンシューマーズ京都(京都消団連)・京都府生活協同組合連合会。核兵器をなくす日本キャンペーンが協力しました。
2024 年 10 月 11 日、ノルウェー・ノーベル委員会が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞を授与すると発表。被爆者の立場から世界に核兵器廃絶を訴えてきた活動が高く評価されました。京都では花垣ルミさん(被爆者)を中心に、生協などによる核兵器をなくすための活動が継続的に行われています。ノーベル平和賞受賞を機に被爆者や核兵器廃絶に注目が集まる今、これまでの活動を振り返りながら、核兵器をなくすために必要なことは何かを考える機会になることを目的に開催しました。
参加者はオンライン16人、会場参加31人で合計47人でした。
花垣 ルミ(はながき るみ)さんは、5歳の時に広島で被爆したあと、記憶を無くされていました。2003年京都生協のピースインヒロシマに参加され、記憶を取り戻され、2005年NPT再検討会議に京都生協より代表派遣。2008年仏教大学の学生の協力で、自身の被爆体験を紙芝居にした「おばあちゃんの人形」を発表。現在 京都原水爆被災者懇談会世話人代表をされておられます。
祝う会では、はじめに紙芝居「おばあちゃんの人形」を京都生協組合員の渡辺さんが音読されました。その後、花垣さんから被爆体験を語っていただき、ノーベル平和賞授賞式参加へのカンパの感謝や抱負を語られました。
つづいて、京都生協・姜美名(かん みみょん)副理事長から、京都生協のこれまでの平和の取り組みについて報告をいただきました。
つぎに、立命館大学国際関係学部3回生・倉本芽美さんから、もし京都に広島と同じ原爆が落下されていたらどれだけの被害になるかなど、視覚的に分かりやすく説明いただきました。倉本さんは、「核兵器をなくす日本キャンペーン」にインターンとして活動中。2030年までに日本が核兵器禁止条約に加わることを実現するための活動に取り組んでおられます。
司会は、NPO法人コンシューマーズ京都・有地淑羽副理事長がつとめました。