UP 2025-10-07
子ども平和新聞完成披露会・修了式&ピースアクションinナガサキ報告会 開催

子ども平和新聞完成披露会・修了式&ピースアクションinナガサキ報告会 開催

開催日 2025/10/05
開催地・会場京都生協コープ二条駅店

10月5日(日)、京都生協コープ二条駅店2階KYOTO Co-Lab(きょうとこらぼ)で、開催しました。

はじめに、立命館大学国際平和ミュージアム学生スタッフの藤永凜さん(立命館大学修士1年生)と田中優衣さん(立命館大学4年生)から、8月7日(木)~8日(金)、長崎市民会館を中心に開催された2025ピースアクションinナガサキへの報告がありました。藤永さんは、原爆は「終わった過去」ではなく、今も多くの課題を私たちに突き付けている。ぜひこれからも「平和とは何か」を問い続け、その実現のために何が必要かを考え、一緒に行動していきましょうと訴えました。田中さんからはピースアクションinナガサキに参加して、ナガサキでは平和について考えることが当たり前になっていることに衝撃を受けた。平和に対しての地域差を実感したが、「平和について考える」ことを当たり前にしたいと話されました。

つづいて、子ども平和新聞完成披露会が開催されました。子どもたちから、自作した新聞を前に、なぜこのテーマについて新聞にしようと思ったか、自分の伝えたいこと、どこに注目して読んでほしいか、子ども平和新聞プロジェクトに参加する中で感じたこと、取組む前と取組んだ後でどう変化があったかなどの報告の後、修了式をおこないました。京都府生協連・西島秀向会長理事より、修了証を手渡し、京都新聞社・久保田記者からの講評を読み上げました。

子ども平和新聞は、10月10日(金)まで同会場で展示されています。また、11月9日(日)には、京都生協主催の被爆ピアノコンサートの会場でも、展示と報告会が催される予定です。他にも、10月11日(土)、東京都有楽町朝日ホールにて開催される、被爆・戦後80年企画「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ」[主催:日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)、日本生活協同組合連合会(日本生協連)が参加する実行委員会]などでも展示予定です。

藤永さんからピースアクションinナガサキの報告
田中さんからの報告を熱心に聞く子どもたち
新聞作りでこだわったところ、伝えたかったことを報告して
修了証を授与
個性豊かな新聞ができあがりました
新聞の前で集合写真!
UP 2025-09-26
『ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間』写真展と 高校生の描いた『原爆の絵』展 開催

『ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間』写真展と 高校生の描いた『原爆の絵』展 開催

開催日 2025/08/23 ― 2025/08/27
開催地・会場「Zest]ゼスト御池寺町広場

2025年8月23日(土)~8月27日(水)、Zestゼスト御池寺町広場(京都市役所前)で開催した。主催は、「原爆写真と原爆の絵」展示会実行委員会(京都府生活協同組合連合会を含む9団体で構成)。後援は、京都市、京都市教育委員会。

原爆投下後の広島・長崎の惨状を伝える写真パネルの展示や、広島市立基町高校の生徒たちが、被爆者の証言をもとに共同制作した絵画を多数展示しました。

また、会場では『長崎の郵便配達』のDVD鑑賞を実施したり、核兵器廃絶を求める署名、募金箱を設置しました。TVニュースや新聞を見て来られた方や、夏休み期間で子ども連れの方がたくさん足を止め、熱心に展示を見られていました。来場者数は5日間でのべ2,980人にのぼりました。

被爆・終戦80年を迎え、単なる過去の記録としてではなく、未来への問いかけとして本企画を開催しました。

特に基町高校生の描いた絵の展示は、単なる美術作品ではなく、若い世代が被爆者の声を聞き、絵にすることで、被爆者の記憶の継承活動そのものとして2007年から基町高校生と被爆者の取組みが始まりました。戦争の記憶を風化させず、次世代へと受け継がれていく、それは、平和を願う行動の一歩でもあります。

これまでに200点以上が制作されており、高校生たちが描いた絵には、街の惨状、人々の悲しみ、そして平和への願いが込められており、来場者の心を深く揺さぶりました。

 来場者からは下記のような感想が寄せられました。

・通りすがりに見つけて、全てのパネルまで見て、読ませてもらいました。私は京都市で育ったため、小学校で広島、中学で長崎へ修学旅行に行きました。当時広島の原爆資料館が怖くて、語り手さんの話を聞いたり写真を見て、学ぶ中でも恥ずかしながら目をふせてしまっていました。

・今私は27歳。大人になってもう一度きちんと戦争について今度は 「目をふせず」向きあうチャンスをくださってありがとうございました。私たちができることは、「歴史を学ぶ、 ニュースを見る、考えて投票する。」
未来をより良くしていきたいです。 戦争から生きぬいて、伝えてくださった方々の意思は、私たちが継ぎます。

・写真も絵も想像以上に悲惨なものばかりで、戦争・原爆の恐ろしさを改めて痛感しました。私はこんな平和な現代に産まれて来られて幸せだと気づき、大切に生きていきたいと感じました。

・胸がしめつけられました。核はもちろん戦争のない平和な世界を!忘れてはいけない事実!!!

夏休みのため親子での来場も多数ありました
DVD鑑賞会『長崎の郵便配達』
多くの来場者が熱心に観覧
多くの感想が寄せられました
外国からの子供たちに折り鶴をプレゼント
UP 2025-09-20
2025ピースアクション in ナガサキに参加

2025ピースアクション in ナガサキに参加

開催日 2025/08/07 ― 2025/08/08
開催地・会場長崎市(原爆資料館、平和公園、他関連施設)

2025年8月7日(木)~8月8日(金)、長崎県生協連と日本生協連の共催で「2025ピースアクションinナガサキ」が開催され、全国からオンラインでの参加者を含めのべ約1,900人が参加しました。

京都府生協連から松本樹事務局長と、立命館大学国際平和ミュージアム学生スタッフの藤永凜さん(立命館大学修士1回生)と田中優衣さん(立命館大学4回生)が参加しました。

 ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法など、多角的なテーマで平和を考える生協独自の取組みです。毎年広島、長崎、沖縄で学習講演会や交流会を実施しており、長崎では1978年に生協の独自集会「虹のひろば」を中心にナガサキ行動(2004年から「ピースアクションinナガサキ」に名称変更)が始まり、今年で48回目となります。

 今年は、被爆・戦後80年を機に、次世代への継承を意識し、平和活動に取り組む若者たちとの企画、被爆について語り継ぐ活動を行う方々の講演など、合計12企画が行われました。「ミライの平和活動」と題して、テクノロジーを活用して戦争の記憶を後世に伝えるプロジェクトについて、東京大学大学院渡邉英徳教授の話を聞きました。

ピースアクションinナガサキ
現存する防空壕
【若者企画】「NEXT PEACE」平和活動に関するパネルディスカッション
碑めぐりの案内をしてくれる若者
UP 2025-08-21
第3回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

第3回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

開催日 2025/08/21
開催地・会場御所南ビル4階会議室

2025年8月21日(木)、第3回子ども平和新聞プロジェクトを開催しました。

「子ども平和新聞プロジェクト」は、被爆・戦後80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけをつくることを目的として実施するものです。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただいています。

第3回目の今回は、コープ御所南ビル4階会議室で、京都新聞社メディア局デジタルビジネスセンター・久保田昌洋記者から、新聞作りの基礎、効果的な見出しの付け方などを具体的に学びながら、新聞作りの作業をしました。

はじめに、子どもたちが持参した原稿を前に、それぞれの書きたいテーマや、なぜそのテーマを選んだかについて、久保田記者からインタビューを受ける形で報告がありました。その後、久保田記者からのアドバイスを受けながら、新聞作りに挑戦しました。

新聞の完成披露会は、10月5日(日)、京都生協コープ二条駅 2階 KYOTO Co-Lab(きょうとこらぼ)にて開催します。

京都新聞社・久保田記者
このテーマを選んだ理由は…
それぞれの書きたいテーマを言葉にして…
アドバイスを受けて真剣な子ども記者たち
見出しの付け方にも、プロの視点でアドバイス
UP 2025-07-23
第2回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

第2回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

開催日 2025/07/12
開催地・会場立命館大学国際平和ミュージアム

2025年7月12日(土)、第2回子ども平和新聞プロジェクトを開催しました。

「子ども平和新聞プロジェクト」は、被爆・戦後80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけをつくることを目的として実施するものです。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただいています。

第2回目の今回は、京都市北区の立命館大学国際平和ミュージアムを訪問しました。見学・取材をする中で平和の大切さを学び、得た知識や発見したことを記事として表現し、新聞づくりを通じて次世代に継承することを目指します。

立命館大学国際平和ミュージアムは、京都市民による平和のための戦争展の運動の成果と、立命館大学の戦争協力への痛切な反省という2つの要素が合流して1992年に開館したものです。

見学当日は、立命館大学の3人の学生スタッフが館内を案内してくれました。

参加した子どもたちは熱心に展示物を見学し、学生スタッフの話に耳を傾けていました。

ミュージアム見学のあと、質疑応答をおこないました。

参加した子どもたちからは、「(原爆投下後)黒い雨が降ったのはなぜですか?」「平和ミュージアムに寄贈の展示物がたくさんあるのはなぜですか?」など、質問がありました。

その後、新聞記事の書き方についてのポイントを、京都新聞社メディア局デジタルビジネスセンター・久保田昌洋記者に教えていただきました。

第3回の8月21日(木)には、「子ども平和新聞」を、京都新聞社・久保田記者にアドバイスをもらいながら、子どもたちみんなでつくり上げる予定です。

新聞の完成披露会は、10月5日(日)、京都生協コープ二条駅 2階 KYOTO Co-Lab(きょうとこらぼ)にて開催します。

京都新聞社・久保田記者から新聞取材のポイント説明を聞きました
学生スタッフから説明を受けました
手塚治虫の「火の鳥」のモニュメントの前で集合写真
UP 2025-07-18
第52回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

第52回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

開催日 2025/07/15
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

終戦・被爆80年  平和な未来のためにつなぐ、つたえる今ここから―学生と今と未来を考える―

7月15日(火)、コープ御所南ビル会議室とオンラインで開催し32人が参加しました。京都府生協連・西島秀向会長理事が開会にあたってのあいさつをのべ、コーディネイターをつとめました。テーマは「終戦・被爆80年  平和な未来のためにつなぐ、つたえる今ここから―学生と今と未来を考える―」。

今年8月に終戦・被爆80年を迎え、被爆者の貴重な記憶と想いを次世代へ伝えていくことがとても重要な課題となっています。未来にしっかりとこの歴史を受け継ぎ、核兵器のない平和な世界にするために、「今私たち一人一人ができることは何か」「生協の役割は何か」を考え合う機会としました。
 まず初めに、基調講演では大学生で核兵器禁止条約締結を求めて活動している広島県出身、立命館大学国際関係学部4回生 倉本芽美さんから「核時代に生きる私たちにできる選択」をテーマにお話をいただきました。

 倉本さんが共同代表を務めているKNOW NUKES TOKYO(※被爆地の外で核兵器のことを考え、その思いを行動に移す若者の団体)が、今年3月にニューヨーク国連本部で開かれた「核兵器禁止条約第3回締約国会議」に参加し、日本国内では、政府がオブザーバー参加さえ見送ったことで報道が少なかった中、一つのメディアとして、現地から毎日会議の内容や被爆者との対談の様子を配信したことを報告されました。そして、この国際会議のパネルディスカッションでKNOW NUKES TOKYOのメンバーが発言をするなど被爆国の学生として、大きな役割を発揮されました。

 また、世界中で年々核兵器に費やされるお金が増えている実態に触れ、核兵器を維持することでかかる費用が医療や福祉に活用された場合、はしかなどのワクチンが世界の多くの人に提供できることなどを可視化して示しました。

 最後に、「一人の強いリーダーではなく、たくさんの人が核兵器廃絶に向けて一歩をふみ出し、あなた自身の『平和』を大切にしてほしい」とメッセージを送られました。

つぎに、京都生協北ブロック長補佐の川合陽子さんが「京都生協平和の取り組み」を報告。次世代に継承する取り組みの一つとして、昨年8月に「ピースアクションinヒロシマ」に参加した小学生のメッセージなどを紹介されました。

また、京都生協の組合員や職員が京都府生協連の呼びかけに応えて「子ども平和新聞プロジェクト」や「ピースパレード」に多数参加されたことを報告されました。

つづいて、立命館アジア太平洋大学(APU)3回生の平野昌美さんから「Peace Now APU」について報告がありました。中国に住んでいる時に反日デモを経験し、平和に興味を持った平野さん。Peace Now Nagasakiに参加して自分の大学の中でも「見て学んで考える参加型の平和企画」を「Peace Now APU」と題して実施しました。
「個人が平和について考えても意味がない」と思っていた友人を巻き込んで、創意工夫しながら、参加者が気軽に楽しめる企画を今年も長崎で開催しますと報告されました。

立命館大学4回生・倉本芽美さん
京都生協北ブロック長補佐・川合陽子さん
立命館アジア太平洋大学(APU)3回生・平野昌美さん
UP 2025-06-25
ピースアクション京都2025

ピースアクション京都2025

開催日 2025/06/21
開催地・会場京都市内

2025年6月21日(土)、「2025年ピースパレード京都」が取り組まれました。京都府生協連の呼びかけで、京都生協、大学生協連、高齢者生協くらしコープ、京都高校生平和ゼミナールの高校生ほか、鳥取県の生協からの参加もあり、組合員・役職員約70人が「今ある平和はたからもの―未来をつくるのはわたしたち―戦争も核兵器もない社会をめざして!」をテーマに「NO NUKES 核兵器はいらない!」のプラカードを掲げ、街ゆく人びとに力強くアピールしました。多くの観光客の中を、東山区の蹴上から三条通りを行進し、三条大橋を渡り、河原町通りを北上して、京都市役所へ。

海外の方にも伝わるように英語で「We are acting for a peaceful world without nuclear weapons」 (=私たちは核兵器のない平和な世界のために行動しています)と、うちわにデザインして、沿道の海外からの観光客などに配りながら、平和をアピールするほか、折り鶴を手渡すなど、華やかな行進になりました。京都市役所前では京都府生協連・西島秀向会長理事が、生協を代表してあいさつをおこないました。

組合員の平和への願いが貼られたメッセージボードもお目見え
京都生協の役職員も
鳥取県の生協からも参加
平和へのメッセージが書かれたうちわをどうぞ
折り鶴を手渡しました
京都市役所前で京都府生協連・西島秀向会長理事があいさつ
UP 2025-06-06
第1回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

第1回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

開催日 2025/06/01
開催地・会場京都新聞社

「子ども平和新聞プロジェクト」は、戦後・被爆80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけを作ることを目的に実施します。見学・取材をする中で平和の重要性を理解し、それを新聞を通じて次世代に継承することも目指します。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただきました。

第1回は、2025年6月1日(日)、京都新聞社(京都市中京区)で、京都新聞社編集局報道部社会担当部長 論説委員の渋谷哲也氏より、新聞の役割、新聞の特徴、記事の書き方について、教わりました。参加した子どもたちは、小学5年生から高校1年生までの7人。

参加者からは「どんなニュースを一番大きく取り上げるかを、どのように決めているのですか?」「戦時中の新聞はどうやって取材したのですか?」「自分の考えと事実について、どのような割合で書いたらいいのですか?」など、質問がありました。渋谷記者からは、戦前の日本のようにならないために「平和とは何か」を自分で考えることが何よりも大事であり、新聞づくりを通して平和を伝えることにチャレンジして欲しいとのお話がありました。

学習会の前に、京都新聞社編集局総務の日下田(ひげた)貴政氏の案内で、京都新聞社編集局内を見学しました。参加者は初めて見る編集局に興味津々でした。

京都新聞社・渋谷哲也記者
参加した子どもたち
熱心に説明を聞く子どもたち
「すごろく」で盛り上がって仲良く
UP 2025-05-30
憲法学習会「憲法が描く平和の未来―私たちができること」開催

憲法学習会「憲法が描く平和の未来―私たちができること」開催

開催日 2025/05/27
開催地・会場京都テルサ東館3階大会議室とオンライン

2025年5月27日(火)京都テルサとオンラインで開催しました。世界の平和を実現するための憲法の役割や、私たち一人ひとりが憲法をどのように活かせるかを一緒に考えることを目的に、京都生協・NPO法人コンシューマーズ京都、京都府生協連の共催で開催しました。

はじめに平和活動家・元ユース非核特使の中西麻奈未さんから、自己紹介がありました。次に国際ジャーナリスト、元朝日新聞記者の伊藤千尋さんから、「憲法が描く平和の未来ー私たちができること」をテーマに、南米ベネズエラやコスタリカなどの世界の実例や日本の現況を交えながら、憲法9条の力、9条制定の経緯などについて話され、「憲法9条は国を守り、国を越えて、人類を守る」と強調されました。

つづいて、中西麻奈未さんをコーディネーターに、日本生協連が現地の生協と開催するピースアクションinオキナワに参加された京都生協の組合員とのトークセッションがありました。京都府生協連・西島秀向会長理事が閉会の挨拶をしました。

参加者からは「コスタリカの人たちが憲法をとても大切にしていることが印象的でした。子どものころから憲法を学び、それが自分を守る支えになっているというお話に、憲法はもっと身近で力強い存在なのだと気づかされました」「『憲法9条は、過去に戦争を経験した方々が二度と同じ思いをさせないために作ってくれたもの』という言葉が印象的でした」「『憲法を使っていますか』と聞かれてギクッとしました。『宝の持ち腐れ』にしてはいけない」などの感想がありました。

会場50人、オンライン44人 合計94人が参加しました。

平和活動家・中西麻奈未さん
国際ジャーナリスト・伊藤千尋氏
トークセッション
京都府生協連・西島秀向会長理事
UP 2024-12-12
花垣ルミさんと一緒にノーベル平和賞を祝う会

花垣ルミさんと一緒にノーベル平和賞を祝う会

開催日 2024/11/30
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

ーヒバクシャ運動を振り返り「核兵器廃絶」を考えるー

2024年11月30日(土)、コープ御所南会議室とオンラインで開催しました。主催は、京都生活協同組合・NPO 法人コンシューマーズ京都(京都消団連)・京都府生活協同組合連合会。核兵器をなくす日本キャンペーンが協力しました。

2024 年 10 月 11 日、ノルウェー・ノーベル委員会が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞を授与すると発表。被爆者の立場から世界に核兵器廃絶を訴えてきた活動が高く評価されました。京都では花垣ルミさん(被爆者)を中心に、生協などによる核兵器をなくすための活動が継続的に行われています。ノーベル平和賞受賞を機に被爆者や核兵器廃絶に注目が集まる今、これまでの活動を振り返りながら、核兵器をなくすために必要なことは何かを考える機会になることを目的に開催しました。

参加者はオンライン16人、会場参加31人で合計47人でした。

花垣 ルミ(はながき るみ)さんは、5歳の時に広島で被爆したあと、記憶を無くされていました。2003年京都生協のピースインヒロシマに参加され、記憶を取り戻され、2005年NPT再検討会議に京都生協より代表派遣。2008年仏教大学の学生の協力で、自身の被爆体験を紙芝居にした「おばあちゃんの人形」を発表。現在 京都原水爆被災者懇談会世話人代表をされておられます。

祝う会では、はじめに紙芝居「おばあちゃんの人形」を京都生協組合員の渡辺さんが音読されました。その後、花垣さんから被爆体験を語っていただき、ノーベル平和賞授賞式参加へのカンパの感謝や抱負を語られました。

つづいて、京都生協・姜美名(かん みみょん)副理事長から、京都生協のこれまでの平和の取り組みについて報告をいただきました。

つぎに、立命館大学国際関係学部3回生・倉本芽美さんから、もし京都に広島と同じ原爆が落下されていたらどれだけの被害になるかなど、視覚的に分かりやすく説明いただきました。倉本さんは、「核兵器をなくす日本キャンペーン」にインターンとして活動中。2030年までに日本が核兵器禁止条約に加わることを実現するための活動に取り組んでおられます。

司会は、NPO法人コンシューマーズ京都・有地淑羽副理事長がつとめました。