UP 2025-07-18
第52回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

第52回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

開催日 2025/07/15
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

終戦・被爆80年  平和な未来のためにつなぐ、つたえる今ここから―学生と今と未来を考える―

7月15日(火)、コープ御所南ビル会議室とオンラインで開催し32人が参加しました。京都府生協連・西島秀向会長理事が開会にあたってのあいさつをのべ、コーディネイターをつとめました。テーマは「終戦・被爆80年  平和な未来のためにつなぐ、つたえる今ここから―学生と今と未来を考える―」。

今年8月に終戦・被爆80年を迎え、被爆者の貴重な記憶と想いを次世代へ伝えていくことがとても重要な課題となっています。未来にしっかりとこの歴史を受け継ぎ、核兵器のない平和な世界にするために、「今私たち一人一人ができることは何か」「生協の役割は何か」を考え合う機会としました。
 まず初めに、基調講演では大学生で核兵器禁止条約締結を求めて活動している広島県出身、立命館大学国際関係学部4回生 倉本芽美さんから「核時代に生きる私たちにできる選択」をテーマにお話をいただきました。

 倉本さんが共同代表を務めているKNOW NUKES TOKYO(※被爆地の外で核兵器のことを考え、その思いを行動に移す若者の団体)が、今年3月にニューヨーク国連本部で開かれた「核兵器禁止条約第3回締約国会議」に参加し、日本国内では、政府がオブザーバー参加さえ見送ったことで報道が少なかった中、一つのメディアとして、現地から毎日会議の内容や被爆者との対談の様子を配信したことを報告されました。そして、この国際会議のパネルディスカッションでKNOW NUKES TOKYOのメンバーが発言をするなど被爆国の学生として、大きな役割を発揮されました。

 また、世界中で年々核兵器に費やされるお金が増えている実態に触れ、核兵器を維持することでかかる費用が医療や福祉に活用された場合、はしかなどのワクチンが世界の多くの人に提供できることなどを可視化して示しました。

 最後に、「一人の強いリーダーではなく、たくさんの人が核兵器廃絶に向けて一歩をふみ出し、あなた自身の『平和』を大切にしてほしい」とメッセージを送られました。

つぎに、京都生協北ブロック長補佐の川合陽子さんが「京都生協平和の取り組み」を報告。次世代に継承する取り組みの一つとして、昨年8月に「ピースアクションinヒロシマ」に参加した小学生のメッセージなどを紹介されました。

また、京都生協の組合員や職員が京都府生協連の呼びかけに応えて「子ども平和新聞プロジェクト」や「ピースパレード」に多数参加されたことを報告されました。

つづいて、立命館アジア太平洋大学(APU)3回生の平野昌美さんから「Peace Now APU」について報告がありました。中国に住んでいる時に反日デモを経験し、平和に興味を持った平野さん。Peace Now Nagasakiに参加して自分の大学の中でも「見て学んで考える参加型の平和企画」を「Peace Now APU」と題して実施しました。
「個人が平和について考えても意味がない」と思っていた友人を巻き込んで、創意工夫しながら、参加者が気軽に楽しめる企画を今年も長崎で開催しますと報告されました。

立命館大学4回生・倉本芽美さん
京都生協北ブロック長補佐・川合陽子さん
立命館アジア太平洋大学(APU)3回生・平野昌美さん
UP 2025-07-10
NPO法人消費者支援機構関西(KC′s)通常総会・記念シンポジウム

NPO法人消費者支援機構関西(KC′s)通常総会・記念シンポジウム

開催日 2025/06/28
開催地・会場マイドームおおさかとオンライン

適格消費者団体・特定適格消費者団体・NPO法人消費者支援機構関西(KC’s)通常総会と記念シンポジウムが、6月28日(土)、マイドームおおさか8階第1・第2会議室及びオンラインで開催されました。

提案されたすべての議案(2024年度事業報告・決算、2025年度事業計画・予算など)が可決承認されました。

総会終了後は、記念シンポジウム「KC‘sの今と未来」を開催。「町村先生に聞く、適格消費者団体の今と未来」をテーマに成城大学法学部・町村泰貴教授へのインタビューが、KC‘s・坂東俊矢常任理事(京都産業大学法学部教授)を聞き手に開催されました。

つぎにトークセッション「KC’sの今と未来を語ろう!」では、カライスコス アントニオス理事(龍谷大学法学部教授)をコーディネーターに、スピーカーとして忠政貴之弁護士(KC’s差止請求検討委員)、田中雅代消費生活相談員(KC’s被害回復検討委員)、椿原雅子さん(生協の副理事長、Kc’s差止請求検討グループメンバー)が意見交換されました。

今期をもって当会の西島秀向会長理事は理事長を退任し、鯰江賢光専務理事が理事として就任。KC‘s新理事長には、薮田高広氏が就任しました。

KC's総会
トークセッション
UP 2025-07-10
能登半島地震被災地支援ボランティア参加報告

能登半島地震被災地支援ボランティア参加報告

開催日 2025/05/03 ― 2025/05/05
開催地・会場輪島市

5月3日(土)~5日(月)、能登半島地震被災地支援ボランティアに参加しました。 訪問先は、3日午後 輪島市門前町道下第一仮設住宅集会所、4日午前 輪島市町野町 金蔵集会所、午後 輪島市町野町第一仮設住宅集会所。      

 大阪府生協連から、昨年5月に共同で実施されたサロン活動を、今年度も引き続きおこなっていくにあたり、近畿地区生協府県連および富山県生協連と連携していくために、5月3日~5日の支援活動への参加呼びかけが京都府生協連にあり、鯰江賢光専務理事が参加しました。初日午後に訪問した門前町道下の第一仮設住宅では、500食(2,500個)のたこ焼きを作り、仮設住宅にお住まいの方に食べていただきました。二日目の金蔵集会所、町野町第一仮設住宅集会所では、小学生やその親御さん、高齢の方もたこ焼きづくりに参加され、ボランティアと一緒にたこ焼きを作りながら交流することができました。今回初めて能登半島被災地支援ボランティアに参加しましたが、震災から1年半、豪雨災害から九か月経った今も輪島の朝市通りは整地されてはいますが、被災した状態のままの家屋も数多くあり、息の長い支援の必要性を感じました。

被災者と一緒にたこ焼き作り
ボランティアの皆さん
UP 2025-07-09
2025年国際協同組合デー 第35回京都集会開催

2025年国際協同組合デー 第35回京都集会開催

開催日 2025/07/02
開催地・会場京都JAビルとオンライン

「国際協同組合年(IYC2025)を迎えて」をテーマに開催

7月2日(水)、京都JAビルで開催され、JA、JF、森林組合、生協から、会場97人、オンライン13人の計110人が参加しました。

国際協同組合デーは毎年7月第1土曜日を全世界の協同組合員が心をひとつにして協同組合の発展を願い、平和とよりよい生活を築くために、運動の前進を誓い合う日として、1922年に制定されました。

京都では毎年、京都府協同組合連絡協議会(JA京都中央会・京都府森林組合連合会・JF京都・京都府生活協同組合連合会)の主催で記念集会を実施しています。

2025年は、国連の定める「国際協同組合年」であり、協同組合を振興し、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた協同組合の実践、社会や経済の発展への協同組合の貢献に対する認知を高めるため、国連、各国政府、協同組合がこの機会を活用することが求められています。

今年の国際協同組合デーは、そうした国際協同組合年を迎えての京都集会として開催しました。司会は京都府漁業協同組合・佐藤妙子課長が担当し、JA京都中央会・中川泰宏会長より開会あいさつがありました。 

Ⅰ部記念講演では「協同組合の現代的課題と協同組合法制―協同組合基本法の提言をめぐってー」と題して、農業経済学者、滋賀県立大学・増田佳昭名誉教授にご講演をいただきました。

参加者からは、「令和の米騒動の話の中で、それまでの米価が安すぎた。2022年度には更に値下がりし、その後2024年から急騰した事が大混乱を招いた様子をグラフを用いて説明され、大変わかりやすかった」「食料農業農村基本法には国の責務と明記されていて、食料の安定供給に果たすべき国の責任について考えさせられ、農業を税金で補填し、日本の食を守る施策をおこなってほしいと思いました」など多くの感想がよせられました。

Ⅱ部「2025国際協同組合年と協同組合間連携事例の報告」と題して、(一社)日本協同組合連携機構(JCA)・佐藤渉業務執行理事にご講演をいただきました。

参加者からは「協同組合間で、組合員が交流できるような取組みが出来たらいいと思いました」「協同組合は、国際社会においても高い評価を受け、SDGsにも深く関わっていることが印象に残りました」などの感想がよせられました。

閉会にあたり、京都府漁業協同組合・西川順之輔代表理事組合長が「国際協同組合年を通して、改めて協同組合の原点である、組合員のよりよい生活のために安心安全な魚介類を届け、顔の見える関係づくりを引き続き大切にしたい」とあいさつされました。

農業経済学者、滋賀県立大学・増田佳昭名誉教授
JCA・佐藤渉業務執行理事
熱心に聞く参加者
UP 2025-06-25
ピースアクション京都2025

ピースアクション京都2025

開催日 2025/06/21
開催地・会場京都市内

2025年6月21日(土)、「2025年ピースパレード京都」が取り組まれました。京都府生協連の呼びかけで、京都生協、大学生協連、高齢者生協くらしコープ、京都高校生平和ゼミナールの高校生ほか、鳥取県の生協からの参加もあり、組合員・役職員約70人が「今ある平和はたからもの―未来をつくるのはわたしたち―戦争も核兵器もない社会をめざして!」をテーマに「NO NUKES 核兵器はいらない!」のプラカードを掲げ、街ゆく人びとに力強くアピールしました。多くの観光客の中を、東山区の蹴上から三条通りを行進し、三条大橋を渡り、河原町通りを北上して、京都市役所へ。

海外の方にも伝わるように英語で「We are acting for a peaceful world without nuclear weapons」 (=私たちは核兵器のない平和な世界のために行動しています)と、うちわにデザインして、沿道の海外からの観光客などに配りながら、平和をアピールするほか、折り鶴を手渡すなど、華やかな行進になりました。京都市役所前では京都府生協連・西島秀向会長理事が、生協を代表してあいさつをおこないました。

組合員の平和への願いが貼られたメッセージボードもお目見え
京都生協の役職員も
鳥取県の生協からも参加
平和へのメッセージが書かれたうちわをどうぞ
折り鶴を手渡しました
京都市役所前で京都府生協連・西島秀向会長理事があいさつ
UP 2025-06-20
京都府生協連第72回通常総会終了報告

京都府生協連第72回通常総会終了報告

開催日 2025/06/19
開催地・会場京都経済センター

2025年6月19日(木)午後1時30分から、京都経済センター7階AB会議室で、京都府生活協同組合連合会第72回通常総会を開催しました。総会の代議員総数は45人で、本人出席23人、書面出席22人でした。

来賓および理事・監事・オブザーバーあわせて、64人が参加しました。畑忠男副会長理事による開会宣言のあと、西島秀向会長理事が開会のあいさつをのべ、ご来賓の京都府文化生活部・小林京子副部長(京都府西脇隆俊知事代理)、京都労働者福祉協議会・原敏之会長から、ご祝辞をいただきました。オブザーバーとして、日本生協連関西地連・事務局今永紘子氏はじめ、13人が参加しました。地元選出の国会議員、各関係団体、各生協などから76通の祝電・メッセージがよせられたことを松本樹事務局長が紹介しました。鯰江賢光専務理事が第1号~第5号議案を提案し、長誠一郎特定監事が監査報告をおこないました。提案した議案のすべてが満場一致の賛成で可決されました。総会後に第1回の理事会、監事会が開催され、会長理事に西島秀向氏、副会長理事に髙倉通孝氏、同・姫田歩氏、専務理事に鯰江賢光氏、特定監事に長誠一郎氏が就任しました。


20250619役員の状況
UP 2025-06-12
NPO法人京都消費者契約ネットワーク総会・記念講演会

NPO法人京都消費者契約ネットワーク総会・記念講演会

開催日 2025/05/27
開催地・会場京都司法書士会館

2025年5月27日(火)、京都司法書士会館で、適格消費者団体・NPO法人京都消費者契約ネットワーク(KCCN)総会が開催されました。
はじめに、同ネットワーク・野々山宏理事長よりあいさつがありました。石田郁雄理事が議長に選任され、増田朋記事務局長の進行のもと、総会議事に入り、全議案が可決されました。
理事の改選があり、京都府生協連・鯰江賢光専務理事が理事に再任されました。
 総会後にあおい法律事務所代表弁護士の荒井哲朗氏をお迎えし、記念講演会が開催されました。ご自身が担当された投資詐欺や詐欺商法被害事件を中心に講演されました。会場からは、難しい事案にもかかわらず、信念を持って諦めることなく、依頼者に寄り添った活動をしてこられたことに対する感嘆の声とともに、自分たちの活動でも参考にしたい、行動をおこすことで社会を変えていける、勇気をもらえたなどの感想がありました。オンラインでも配信され約60人が参加しました。

開会挨拶する野々山理事長
議案提案をする増田朋記事務局長
KCCN総会
荒井哲朗弁護士
UP 2025-06-09
学習会「協同組合のアイデンティティを考える―IYC2025の機会に―」開催

学習会「協同組合のアイデンティティを考える―IYC2025の機会に―」開催

開催日 2025/06/05
開催地・会場京都経済センター

2025年6月5日(木)、京都経済センターを会場に、京都府生協連が主催しました。開会あいさつを京都府生協連・西島秀向会長理事がおこないました。

はじめに「協同組合のアイデンティティを考える―IYC2025の機会に―」をテーマに、(一社)日本協同組合連携機構(JCA)・前田健喜部長より、協同組合のどんなところを国連決議は評価しているか、IYC2025を協同組合はどう生かすか?などの課題について講演がありました。つぎに、自分が思う「協同組合のこういうところがいいな、私が思うところ」「協同組合の何が(特に)よりよい世界を創るのか?」を考える機会として、グループワークをしました。グループワークでは、「2025国際協同組合年って何?」「協同組合とは?」を説明するためのセンテンスを導き出すことを主目的に、「協同組合とは・・・・という組織です」「なので、組合員の皆さんにはぜひ、・・・・していただきたいです」に入る言葉を出し合い、グループで発表し合いました。

グループワーク参加者は会員生協役職員36人、オブザーバーや事務局を含め、全体で46人が参加しました。

開会あいさつをする京都府生協連・西島秀向会長理事
JCA・前田健喜部長
グループワークの様子
グループごとに発表しました
協同組合とは・・・
UP 2025-06-06
第1回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

第1回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

開催日 2025/06/01
開催地・会場京都新聞社

「子ども平和新聞プロジェクト」は、戦後・被爆80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけを作ることを目的に実施します。見学・取材をする中で平和の重要性を理解し、それを新聞を通じて次世代に継承することも目指します。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただきました。

第1回は、2025年6月1日(日)、京都新聞社(京都市中京区)で、京都新聞社編集局報道部社会担当部長 論説委員の渋谷哲也氏より、新聞の役割、新聞の特徴、記事の書き方について、教わりました。参加した子どもたちは、小学5年生から高校1年生までの7人。

参加者からは「どんなニュースを一番大きく取り上げるかを、どのように決めているのですか?」「戦時中の新聞はどうやって取材したのですか?」「自分の考えと事実について、どのような割合で書いたらいいのですか?」など、質問がありました。渋谷記者からは、戦前の日本のようにならないために「平和とは何か」を自分で考えることが何よりも大事であり、新聞づくりを通して平和を伝えることにチャレンジして欲しいとのお話がありました。

学習会の前に、京都新聞社編集局総務の日下田(ひげた)貴政氏の案内で、京都新聞社編集局内を見学しました。参加者は初めて見る編集局に興味津々でした。

京都新聞社・渋谷哲也記者
参加した子どもたち
熱心に説明を聞く子どもたち
「すごろく」で盛り上がって仲良く
UP 2025-05-30
憲法学習会「憲法が描く平和の未来―私たちができること」開催

憲法学習会「憲法が描く平和の未来―私たちができること」開催

開催日 2025/05/27
開催地・会場京都テルサ東館3階大会議室とオンライン

2025年5月27日(火)京都テルサとオンラインで開催しました。世界の平和を実現するための憲法の役割や、私たち一人ひとりが憲法をどのように活かせるかを一緒に考えることを目的に、京都生協・NPO法人コンシューマーズ京都、京都府生協連の共催で開催しました。

はじめに平和活動家・元ユース非核特使の中西麻奈未さんから、自己紹介がありました。次に国際ジャーナリスト、元朝日新聞記者の伊藤千尋さんから、「憲法が描く平和の未来ー私たちができること」をテーマに、南米ベネズエラやコスタリカなどの世界の実例や日本の現況を交えながら、憲法9条の力、9条制定の経緯などについて話され、「憲法9条は国を守り、国を越えて、人類を守る」と強調されました。

つづいて、中西麻奈未さんをコーディネーターに、日本生協連が現地の生協と開催するピースアクションinオキナワに参加された京都生協の組合員とのトークセッションがありました。京都府生協連・西島秀向会長理事が閉会の挨拶をしました。

参加者からは「コスタリカの人たちが憲法をとても大切にしていることが印象的でした。子どものころから憲法を学び、それが自分を守る支えになっているというお話に、憲法はもっと身近で力強い存在なのだと気づかされました」「『憲法9条は、過去に戦争を経験した方々が二度と同じ思いをさせないために作ってくれたもの』という言葉が印象的でした」「『憲法を使っていますか』と聞かれてギクッとしました。『宝の持ち腐れ』にしてはいけない」などの感想がありました。

会場50人、オンライン44人 合計94人が参加しました。

平和活動家・中西麻奈未さん
国際ジャーナリスト・伊藤千尋氏
トークセッション
京都府生協連・西島秀向会長理事