UP 2024-12-13
2024年度京都消費者問題セミナー 開催

2024年度京都消費者問題セミナー 開催

開催日 2024/12/10
開催地・会場オンライン

デジタル時代に求められる消費者力とは?~だましの手口と消費者心理~

2024年12月10日(火)、オンラインで開催、89人が参加しました。

消費者被害の事例と対策について広く啓発し、適格消費者団体の認知をはかることを目的に毎年開催しており、今年は17回目。京都府くらしの安心・安全月間事業として実施。主催は、京都府、NPO法人コンシューマーズ京都、適格消費者団体NPO法人京都消費者契約ネットワーク(KCCN)、適格消費者団体 特定適格消費者団体NPO法人消費者支援機構関西(KC‘s)、京都生協、京都府生協連で、京都市の後援事業。

テーマは「デジタル時代に求められる消費者力とは?~だましの手口と消費者心理~」。

立正大学心理学部対人・社会心理学科・西田公昭教授(日本社会心理学会会長)を講師にお招きし、ひとはなぜだまされるのかという切り口から、ひとはそもそもだまされる、消費者被害にあわないためにこころがける注意事項などについて、お話いただきました。

つづいてパネルディスカッションでは、KCCN・増田朋記事務局長(弁護士)がコーディネーターを担当し、パネリストとして、西田公昭教授、KCCN理事・森順美消費生活相談員、KC’s理事・小林紀久子事務局長が登壇しました。

森さんからは最近特に増えている京都府内の消費者トラブル事例の紹介、小林さんから、特定適格消費者団体・適格消費者団体について、消費者庁の消費者団体訴訟制度「COCoLⅰS」(ココリス)を紹介しながら報告がありました。増田弁護士はKCCNの活動紹介とパネルディスカッションの進行を担当しました。

それぞれの立場から現在の状況と問題点、意識を変えていくにはどうすればよいかなどについて率直に話していただきました。

SNSを利用する際には、情報リテラシーを身につけることを意識すること、トラブルにあったときは 一人で悩まず相談することで、被害防止や啓発、社会をかえることにもつながること、今後も社会全体で考えていく課題であるということを学びました。コンシューマーズ京都・溝内啓介事務局長が司会をつとめました。

西田公昭教授が講演
活発なパネルディスカッションで理解が深まりました
UP 2024-12-12
花垣ルミさんと一緒にノーベル平和賞を祝う会

花垣ルミさんと一緒にノーベル平和賞を祝う会

開催日 2024/11/30
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

ーヒバクシャ運動を振り返り「核兵器廃絶」を考えるー

2024年11月30日(土)、コープ御所南会議室とオンラインで開催しました。主催は、京都生活協同組合・NPO 法人コンシューマーズ京都(京都消団連)・京都府生活協同組合連合会。核兵器をなくす日本キャンペーンが協力しました。

2024 年 10 月 11 日、ノルウェー・ノーベル委員会が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞を授与すると発表。被爆者の立場から世界に核兵器廃絶を訴えてきた活動が高く評価されました。京都では花垣ルミさん(被爆者)を中心に、生協などによる核兵器をなくすための活動が継続的に行われています。ノーベル平和賞受賞を機に被爆者や核兵器廃絶に注目が集まる今、これまでの活動を振り返りながら、核兵器をなくすために必要なことは何かを考える機会になることを目的に開催しました。

参加者はオンライン16人、会場参加31人で合計47人でした。

花垣 ルミ(はながき るみ)さんは、5歳の時に広島で被爆したあと、記憶を無くされていました。2003年京都生協のピースインヒロシマに参加され、記憶を取り戻され、2005年NPT再検討会議に京都生協より代表派遣。2008年仏教大学の学生の協力で、自身の被爆体験を紙芝居にした「おばあちゃんの人形」を発表。現在 京都原水爆被災者懇談会世話人代表をされておられます。

祝う会では、はじめに紙芝居「おばあちゃんの人形」を京都生協組合員の渡辺さんが音読されました。その後、花垣さんから被爆体験を語っていただき、ノーベル平和賞授賞式参加へのカンパの感謝や抱負を語られました。

つづいて、京都生協・姜美名(かん みみょん)副理事長から、京都生協のこれまでの平和の取り組みについて報告をいただきました。

つぎに、立命館大学国際関係学部3回生・倉本芽美さんから、もし京都に広島と同じ原爆が落下されていたらどれだけの被害になるかなど、視覚的に分かりやすく説明いただきました。倉本さんは、「核兵器をなくす日本キャンペーン」にインターンとして活動中。2030年までに日本が核兵器禁止条約に加わることを実現するための活動に取り組んでおられます。

司会は、NPO法人コンシューマーズ京都・有地淑羽副理事長がつとめました。

UP 2024-11-27
第50回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

第50回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

開催日 2024/11/26
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

「2024年度 会員生協の活動方針の交流」をテーマに開催

2024年11月26日(火)、コープ御所南会議室とオンラインにて開催。役職員27人が参加しました。西島秀向会長理事が開会のあいさつをおこない、鯰江賢光専務理事がコーディネーターをつとめました。

今年4月9日(火)の第48回KSKで今年度の会員生協活動方針の交流をおこないました。約半年が経過し、取り組み状況や進捗等について、各会員生協から実践報告をお聞きし、その内容を共有することで、会員間の連携につながる機会となる事を目的に開催しました。

龍谷大学生協・崎濱誠専務理事、京都橘学園生協・柳澤克哉専務理事、京都生協機関組織運営系統・富田晋悟統括マネジャー、生協コープ自然派京都・田中優樹センター長、やましろ健康医療生協・上坂光彦専務理事、京都府庁生協・本多浩理事長、全京都勤労者共済生協・蛭田美幸専務理事、京都高齢者生協くらしコープ・奥谷和隆専務理事からそれぞれ報告がありました。

参加者からは「龍谷大学生協の報告で、学内滞留時間や2、3年生と新入生のクラブ加入率の違いを聞かせていただき興味深かったです」「宅配事業の供給高未達の要因が、8月お盆休みに宅配を休業した為とのこと。働き方改革とのバランスをとることの難しさを感じました」「医療生協の健康イベントなど、京都生協の店舗や、コープ自然派京都のキッチンカーとコラボできたらいいですね」「少子高齢化やネット社会における人間関係の希薄化など社会情勢の変化に伴い、各組合とも様々な課題に直面され、いろいろと工夫しながら対応されていることがよくわかりました」「被災地支援はどちらの団体も取り組んでおられ、助け合いが広がっているのは心が救われます。また、共済に加入するということで自らを救う方法になることを改めて感じさせられました」などの意見がありました。

龍大生協・崎濱誠専務理事(左)、京都橘学園生協・柳澤克哉専務理事(右)
京都生協・富田晋悟統括マネジャー(左)、生協コープ自然派京都・田中優樹センター長(右)
やましろ健康医療生協・上坂光彦専務理事
京都府庁生協・本多浩理事長
全京都勤労者共済生協・蛭田美幸専務理事
京都高齢者生協くらしコープ・奥谷和隆専務理事
UP 2024-11-20
京都府総合防災訓練 参加

京都府総合防災訓練 参加

開催日 2024/10/27
開催地・会場陸上自衛隊福知山訓練場

2024年10月27日(日)、陸上自衛隊福知山訓練場を主会場に開催されました。

京都府では、地域住民及び各防災関係機関が一体となった総合的な訓練を実施することにより、相互の連携強化及び府民の防災意識の高揚を図り、被害の減少につなげることを目的として開催しています。

京都府生協連は、京都府との間で締結している「災害時における応急対策物資供給等に関する協定書(1997年締結)」にもとづき、物資の輸送・配布訓練に参加しました。

訓練では、地震並びに集中豪雨等による水害の複合災害発生を受けて京都生協中丹支部にて、京都府生協連・鯰江賢光専務理事を本部長に災害対策本部を立ち上げ、京都府から要請のあった救援物資等の必要物資を宅配配送トラックに積み込んで、訓練会場に向かいました。

訓練には、生協から役職員10人が参加し、救援物資としてプラスチックストローが不要な緑茶と、常温保存可能な牛乳を会場参加者に配布しました。

参加者で記念撮影
訓練について講評をのべる京都府・西脇隆俊知事
救援物資を輸送
UP 2024-11-20
会員生協交流会(福祉・医療分野) 開催

会員生協交流会(福祉・医療分野) 開催

開催日 2024/10/12
開催地・会場コープ御所南ビル4階会議室

2024年10月12日(土)、コープ御所南ビル会議室で開催しました。

この交流会は、第46回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)で、介護保険の状況や、福祉事業に取り組む課題を共有し、地域社会の中で生協の果たす役割を考えあった際に、参加者から、福祉に関する会員生協の連携の機会を持ってほしいとの要請があり、福祉・医療分野に特化した交流会を開催しました。京都生協、生協コープ自然派京都、生協生活クラブ京都エル・コープ、乙訓医療生協、やましろ健康医療生協、京都医療生協から10人が参加しました。

交流会では、福祉・医療分野にかかわる会員生協の地域での取り組みを交流し、共通の課題を明確にして、協力し合える関係を構築することを確認し、今後も継続して開催すること、乙訓医療生協・佐藤卓利理事長に座長を務めていただくことを確認しました。

これからも連携をすすめることを確認しました
UP 2024-10-16
2024年度第3回理事・監事研修会を開催しました

2024年度第3回理事・監事研修会を開催しました

開催日 2024/10/15
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

2024年10月15日(火)、「経営分析の基礎」をテーマに、コープ御所南ビル4階会議室とオンラインで開催しました。

講師は日本生協連管理本部経理部・川渕笑子氏。決算関係書類の見方や経営分析の目的と考え方、収益力の分析、安全性の分析などについて、くわしく説明をされました。14人の役職員が参加しました。

参加者からは「今回講義いただいた経営分析の数値を活用しながら、より経営陣に分かりやすく自生協の経営状態を示すことが出来るようにしていけるよう努めていきたいと思いました」「昨年も受講しましたが、専門的な内容で忘れている内容もあり、定期的な受講の必要性を感じました。出来れば、経営指標について、業種ごと(製造業、サービス業等)規模ごとの平均値や経営的に問題のある最低数値などを教えていただければありがたいです」などの感想がありました。

日本生協連管理本部経理部・川渕笑子氏
会場とオンラインで開催
UP 2024-10-04
第23回京都府協同組合役職員体験・交流学校 開催

第23回京都府協同組合役職員体験・交流学校 開催

開催日 2024/09/19 ― 2024/09/20
開催地・会場コープ二条駅店、コープ御所南ビル4階

2024年9月19日(木)~20日(金)、コープ御所南ビルを主会場に開催され、19人が参加しました。

主催は京都府協同組合連絡協議会(構成:JA京都中央会、JF京都、京都府森林組合連合会、京都府生活協同組合連合会)。京都府の協同組合(農協、漁協、森林組合、生協)で働く役職員の教育と育成を目的とし、連携や課題を学び、認識を深めあう機会として毎年開催しています。今回は生協が企画を担当し、「京都の生協の事業と活動を学ぶ」をテーマに開催しました。

最初に、京都生店舗運営部・吉田博信マネジャーとサステナビリティ推進部・上羽祐子マネジャーの説明を聞きながら、京都生協コープ二条駅店を見学しました。

会場をコープ御所南ビル4階会議室に移動し、京都府生協連・西島秀向会長理事が開会あいさつ。

京都生協の全体概要について、京都生協くらしサポート事業系統・金山修統括マネジャーから報告があり、つぎに、宅配事業の概要について、同・宅配事業企画部・横河秀哉マネジャーが報告。店舗事業の概要について、店舗運営部・吉田博信マネジャーより報告がありました。休憩をはさんで、くらしサポート事業の概要について、くらしサポート事業系統・金山修統括マネジャーから報告の後、持続可能な社会に向けた取り組みの報告を、サステナビリティ推進部・上羽祐子マネジャーよりありました。

2日目は、阪南大学経営学部・加賀美太記教授から「協同組合の価値と今後の果たす役割について考える」をテーマに講義のあと、グループセッションをしました。

参加者からは「普段関わることが少ない、他の協同組合の活動を知ることができたので良かった。他の協同組合の良いところをまねて、もっとよりよい協同組合にしていきたいと感じた。今回のような交流の場が増えていけばいいなと思った」「他の協同組合の事業や特徴を学ぶことができ良い機会であった。当学校にいろんな職員が参加し、協同組合間で連携できればもっとよりよい地域社会が生まれると思う」などの感想が寄せられました。

阪南大学経営学部・加賀美太記教授
グループセッションの様子
参加者で集合写真を撮りました
UP 2024-09-30
秋の京都消費者大会 開催

秋の京都消費者大会 開催

開催日 2024/09/28
開催地・会場京都経済センター

2024年9月28日(土)、京都経済センターで開催されました。

会場とオンラインのハイブリッド開催で、主催はNPO法人コンシューマーズ京都、京都府生協連が後援しました。参加は、会場18人、オンライン16人の合計34人でした。

テーマは「若者の未来と大人の責任を考える」。

毛利崇弁護士(NPO法人コンシューマーズ京都監事)より、「若者の働き方から見えてきた課題」と題して基調講演がありました。非正規労働の現状として、非正規雇用の種類と非正規雇用が広がる要因、非正規労働者のメリット・デメリット、社会的影響と課題として、経済的格差の拡大、精神的ストレス、ワークライフバランスへの影響、少子高齢化と非正規雇用の関係等についてお話いただきました。

次に、毛利崇弁護士と大学生4人によるトークセッションが開催され、毛利氏から「派遣労働や契約社員といった有期雇用、フリーランスにどのようなイメージをもっているか?」との問いかけがあり、学生の意見は、賛否両論ありました。現在の働き方について当たり前のように受け止めている反面、老後の不安を感じている学生も多く、参加者からは「若者が自分の将来について、明るい未来が待っていると確信できるような日本に、私たちにできることはなんでしょう。考えたいと思います」といった感想も寄せられました。

NPO法人コンシューマーズ京都2024年夏のインターン生によるトークセッション
UP 2024-09-12
2024年度第2回理事・監事研修会を開催しました

2024年度第2回理事・監事研修会を開催しました

開催日 2024/09/10
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

2024年9月10日(火)、「監事監査の基本と監査のポイント」をテーマに、コープ御所南ビル4階会議室とオンラインで開催しました。

講師は日本生協連渉外広報本部法務部・井藤康治氏。生協法に規定されている監事の職務及び権限等について理解し、監事監査の基本事項、監事監査の全体像(職務・権限・義務・基本スタンス等)について学ぶことを目的に開催しました。12人の役職員が参加しました。

第3回は10月15日(火)14時から16時 テーマ「経営分析の基礎」を予定しています。

第2回理事・監事研修会はハイブリッドで開催
日本生協連渉外広報本部法務部・井藤康治氏
UP 2024-09-04
2024年度 京都の生協 理事長懇談会開催

2024年度 京都の生協 理事長懇談会開催

開催日 2024/09/03
開催地・会場コープ御所南ビル4階会議室

2024年9月3日(火)、コープ御所南ビル4階会議室で開催しました。この懇談会は、京都府生協連の、地域・大学・医療・職域・共済・高齢者の異業種による20会員生協のトップがお互いの活動について学び、交流することや、生協を巡る時々の話題・課題について学び、こんごの事業や活動、運営にいかす機会とすることを目的に開催しています。

今回は、生協コープいしかわ・大谷学理事長(石川県生協連会長理事)をお招きし、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の発災時の様子や、被災された方々への対応、大きな災害が発生した時の理事長としての心構えなどをお聞きし、交流を通して京都で大きな災害が発生した時の備えにすることを目的に開催しました。8会員生協、24人が参加しました。

京都府生協連・鯰江賢光専務理事が司会進行し、同・西島秀向会長理事が開会のあいさつをしました。生協コープいしかわ・大谷学理事長より「令和6年能登半島地震の発災を受けコープいしかわが取り組んだこと」をテーマに講演をいただきました。今回の地震がBCP(事業継続計画)の想定をはるかに超えていた災害規模であったことから、安否確認に1週間もかかるなど、通信関係が機能しなかったこと、道路が使えなくなったことで被災地に入ることも困難な状況になったこと、改めて今以上の備えが必要であること、また行政とは訓練機会だけではなく、日常から顔の見える関係性を築いておくことも重要であることなど、体験を通して、講演されました。講演の後、各会員生協から講演の感想や自生協の近況紹介があり、意見交流をおこないました。京都府生協連・畑忠男副会長理事が閉会のあいさつをしました。

生協コープいしかわ・大谷学理事長(石川県生協連会長理事)
発災当時の様子を熱心に聞く参加者の皆さん