UP 2025-09-26
『ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間』写真展と 高校生の描いた『原爆の絵』展 開催

『ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間』写真展と 高校生の描いた『原爆の絵』展 開催

開催日 2025/08/23 ― 2025/08/27
開催地・会場「Zest]ゼスト御池寺町広場

2025年8月23日(土)~8月27日(水)、Zestゼスト御池寺町広場(京都市役所前)で開催した。主催は、「原爆写真と原爆の絵」展示会実行委員会(京都府生活協同組合連合会を含む9団体で構成)。後援は、京都市、京都市教育委員会。

原爆投下後の広島・長崎の惨状を伝える写真パネルの展示や、広島市立基町高校の生徒たちが、被爆者の証言をもとに共同制作した絵画を多数展示しました。

また、会場では『長崎の郵便配達』のDVD鑑賞を実施したり、核兵器廃絶を求める署名、募金箱を設置しました。TVニュースや新聞を見て来られた方や、夏休み期間で子ども連れの方がたくさん足を止め、熱心に展示を見られていました。来場者数は5日間でのべ2,980人にのぼりました。

被爆・終戦80年を迎え、単なる過去の記録としてではなく、未来への問いかけとして本企画を開催しました。

特に基町高校生の描いた絵の展示は、単なる美術作品ではなく、若い世代が被爆者の声を聞き、絵にすることで、被爆者の記憶の継承活動そのものとして2007年から基町高校生と被爆者の取組みが始まりました。戦争の記憶を風化させず、次世代へと受け継がれていく、それは、平和を願う行動の一歩でもあります。

これまでに200点以上が制作されており、高校生たちが描いた絵には、街の惨状、人々の悲しみ、そして平和への願いが込められており、来場者の心を深く揺さぶりました。

 来場者からは下記のような感想が寄せられました。

・通りすがりに見つけて、全てのパネルまで見て、読ませてもらいました。私は京都市で育ったため、小学校で広島、中学で長崎へ修学旅行に行きました。当時広島の原爆資料館が怖くて、語り手さんの話を聞いたり写真を見て、学ぶ中でも恥ずかしながら目をふせてしまっていました。

・今私は27歳。大人になってもう一度きちんと戦争について今度は 「目をふせず」向きあうチャンスをくださってありがとうございました。私たちができることは、「歴史を学ぶ、 ニュースを見る、考えて投票する。」
未来をより良くしていきたいです。 戦争から生きぬいて、伝えてくださった方々の意思は、私たちが継ぎます。

・写真も絵も想像以上に悲惨なものばかりで、戦争・原爆の恐ろしさを改めて痛感しました。私はこんな平和な現代に産まれて来られて幸せだと気づき、大切に生きていきたいと感じました。

・胸がしめつけられました。核はもちろん戦争のない平和な世界を!忘れてはいけない事実!!!

夏休みのため親子での来場も多数ありました
DVD鑑賞会『長崎の郵便配達』
多くの来場者が熱心に観覧
多くの感想が寄せられました
外国からの子供たちに折り鶴をプレゼント
UP 2025-09-20
2025ピースアクション in ナガサキに参加

2025ピースアクション in ナガサキに参加

開催日 2025/08/07 ― 2025/08/08
開催地・会場長崎市(原爆資料館、平和公園、他関連施設)

2025年8月7日(木)~8月8日(金)、長崎県生協連と日本生協連の共催で「2025ピースアクションinナガサキ」が開催され、全国からオンラインでの参加者を含めのべ約1,900人が参加しました。

京都府生協連から松本樹事務局長と、立命館大学国際平和ミュージアム学生スタッフの藤永凜さん(立命館大学修士1回生)と田中優衣さん(立命館大学4回生)が参加しました。

 ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法など、多角的なテーマで平和を考える生協独自の取組みです。毎年広島、長崎、沖縄で学習講演会や交流会を実施しており、長崎では1978年に生協の独自集会「虹のひろば」を中心にナガサキ行動(2004年から「ピースアクションinナガサキ」に名称変更)が始まり、今年で48回目となります。

 今年は、被爆・戦後80年を機に、次世代への継承を意識し、平和活動に取り組む若者たちとの企画、被爆について語り継ぐ活動を行う方々の講演など、合計12企画が行われました。「ミライの平和活動」と題して、テクノロジーを活用して戦争の記憶を後世に伝えるプロジェクトについて、東京大学大学院渡邉英徳教授の話を聞きました。

ピースアクションinナガサキ
現存する防空壕
【若者企画】「NEXT PEACE」平和活動に関するパネルディスカッション
碑めぐりの案内をしてくれる若者
UP 2025-09-10
2025年度第2回理事・監事研修会を開催

2025年度第2回理事・監事研修会を開催

開催日 2025/09/09
開催地・会場コープ御所南ビル4階会議室/オンライン

2025年9月9日(火)、「監事監査の基本と監査のポイント」をテーマに、会場とオンラインで開催しました。

講師は日本生協連渉外広報本部法務部・井藤康治氏。生協法に規定されている監事の職務及び権限等について理解し、監事監査の基本事項、監事監査の全体像(職務・権限・義務・基本スタンス等)について学ぶことを目的に開催しました。講師含め21人の役職員が参加しました。

第3回は10月14日(火)14時から16時 テーマ「経営分析の基礎」を予定しています。

日本生協連法務部・井藤康治氏
熱心に聞く会場参加者
オンライン参加者のみなさん
UP 2025-09-09
2025年度京都の生協 理事長懇談会 開催

2025年度京都の生協 理事長懇談会 開催

開催日 2025/09/02
開催地・会場コープ御所南ビル4階会議室

9月2日(火)、コープ御所南ビル4階会議室で開催しました。1部は、西島秀向会長理事から開会あいさつがあり、京都大学防災研究所地震防災研究部門・浅野公之教授をから「南海トラフ地震をめぐる最近の状況について」をテーマに、南海トラフ地震をめぐる最近の話題、南海トラフ地震とは何か?その歴史、南海トラフ地震臨時情報についてや被害想定等、わかりやすくお話いただきました。参加者は9会員生協22人でした。

2部は会場をレストランおおたやに移し、懇親会を開催しました。初めて顔を合わせる会員生協の役員も多かったことから、みなさんに自己紹介を兼ねて講演の感想や自生協の近況についてご紹介いただきました。

髙倉通孝副会長理事が閉会のあいさつをしました。参加者は9会員生協23人でした。

開会あいさつをする西島秀向会長理事
京都大学防災研究所地震防災研究部門・浅野公之教授
熱心に聞く参加者
UP 2025-08-21
第3回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

第3回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

開催日 2025/08/21
開催地・会場御所南ビル4階会議室

2025年8月21日(木)、第3回子ども平和新聞プロジェクトを開催しました。

「子ども平和新聞プロジェクト」は、被爆・戦後80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけをつくることを目的として実施するものです。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただいています。

第3回目の今回は、コープ御所南ビル4階会議室で、京都新聞社メディア局デジタルビジネスセンター・久保田昌洋記者から、新聞作りの基礎、効果的な見出しの付け方などを具体的に学びながら、新聞作りの作業をしました。

はじめに、子どもたちが持参した原稿を前に、それぞれの書きたいテーマや、なぜそのテーマを選んだかについて、久保田記者からインタビューを受ける形で報告がありました。その後、久保田記者からのアドバイスを受けながら、新聞作りに挑戦しました。

新聞の完成披露会は、10月5日(日)、京都生協コープ二条駅 2階 KYOTO Co-Lab(きょうとこらぼ)にて開催します。

京都新聞社・久保田記者
このテーマを選んだ理由は…
それぞれの書きたいテーマを言葉にして…
アドバイスを受けて真剣な子ども記者たち
見出しの付け方にも、プロの視点でアドバイス
UP 2025-07-30
2025年度第1回理事・監事研修会を開催

2025年度第1回理事・監事研修会を開催

開催日 2025/07/29
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

2025年7月29日(水)、「生協における役員の職務と責任」をテーマに、会場とオンラインで開催しました。

講師は日本生協連法務部・太田史子氏。生協関連法令の構造、機関運営の仕組み、役員の職務と責任について理解することを目的に開催しました。研修会の冒頭では、京都府からの生協検査での特徴的な指摘事項について、京都府消費生活安全センター調査・指導係・西 晃平課長補佐兼係長より、報告がありました。講師含め19人の役職員が参加しました。

第2回は9月9日(火)14時から16時 テーマ「監事監査の基本と監査のポイント」、第3回は10月14日(火)14時から16時 テーマ「経営分析の基礎」を予定しています。

京都府消費生活安全センター・西晃平氏
日本生協連法務部・太田史子氏
オンライン参加者も熱心に学びました
UP 2025-07-23
第2回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

第2回 子ども平和新聞プロジェクト 開催

開催日 2025/07/12
開催地・会場立命館大学国際平和ミュージアム

2025年7月12日(土)、第2回子ども平和新聞プロジェクトを開催しました。

「子ども平和新聞プロジェクト」は、被爆・戦後80年を迎える今年、次世代を担う子どもたちに、ジャーナリズムの視点を学びながら、平和について深く考えるきっかけをつくることを目的として実施するものです。本プロジェクトの企画は日本生活協同組合連合会(日本生協連)、主催は京都府生協連、京都生協が共催、京都新聞社にご協力いただいています。

第2回目の今回は、京都市北区の立命館大学国際平和ミュージアムを訪問しました。見学・取材をする中で平和の大切さを学び、得た知識や発見したことを記事として表現し、新聞づくりを通じて次世代に継承することを目指します。

立命館大学国際平和ミュージアムは、京都市民による平和のための戦争展の運動の成果と、立命館大学の戦争協力への痛切な反省という2つの要素が合流して1992年に開館したものです。

見学当日は、立命館大学の3人の学生スタッフが館内を案内してくれました。

参加した子どもたちは熱心に展示物を見学し、学生スタッフの話に耳を傾けていました。

ミュージアム見学のあと、質疑応答をおこないました。

参加した子どもたちからは、「(原爆投下後)黒い雨が降ったのはなぜですか?」「平和ミュージアムに寄贈の展示物がたくさんあるのはなぜですか?」など、質問がありました。

その後、新聞記事の書き方についてのポイントを、京都新聞社メディア局デジタルビジネスセンター・久保田昌洋記者に教えていただきました。

第3回の8月21日(木)には、「子ども平和新聞」を、京都新聞社・久保田記者にアドバイスをもらいながら、子どもたちみんなでつくり上げる予定です。

新聞の完成披露会は、10月5日(日)、京都生協コープ二条駅 2階 KYOTO Co-Lab(きょうとこらぼ)にて開催します。

京都新聞社・久保田記者から新聞取材のポイント説明を聞きました
学生スタッフから説明を受けました
手塚治虫の「火の鳥」のモニュメントの前で集合写真
UP 2025-07-18
第52回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

第52回京都の生協活動を豊かに発展させる協議会(略称:KSK)

開催日 2025/07/15
開催地・会場御所南ビル4階会議室/オンライン

終戦・被爆80年  平和な未来のためにつなぐ、つたえる今ここから―学生と今と未来を考える―

7月15日(火)、コープ御所南ビル会議室とオンラインで開催し32人が参加しました。京都府生協連・西島秀向会長理事が開会にあたってのあいさつをのべ、コーディネイターをつとめました。テーマは「終戦・被爆80年  平和な未来のためにつなぐ、つたえる今ここから―学生と今と未来を考える―」。

今年8月に終戦・被爆80年を迎え、被爆者の貴重な記憶と想いを次世代へ伝えていくことがとても重要な課題となっています。未来にしっかりとこの歴史を受け継ぎ、核兵器のない平和な世界にするために、「今私たち一人一人ができることは何か」「生協の役割は何か」を考え合う機会としました。
 まず初めに、基調講演では大学生で核兵器禁止条約締結を求めて活動している広島県出身、立命館大学国際関係学部4回生 倉本芽美さんから「核時代に生きる私たちにできる選択」をテーマにお話をいただきました。

 倉本さんが共同代表を務めているKNOW NUKES TOKYO(※被爆地の外で核兵器のことを考え、その思いを行動に移す若者の団体)が、今年3月にニューヨーク国連本部で開かれた「核兵器禁止条約第3回締約国会議」に参加し、日本国内では、政府がオブザーバー参加さえ見送ったことで報道が少なかった中、一つのメディアとして、現地から毎日会議の内容や被爆者との対談の様子を配信したことを報告されました。そして、この国際会議のパネルディスカッションでKNOW NUKES TOKYOのメンバーが発言をするなど被爆国の学生として、大きな役割を発揮されました。

 また、世界中で年々核兵器に費やされるお金が増えている実態に触れ、核兵器を維持することでかかる費用が医療や福祉に活用された場合、はしかなどのワクチンが世界の多くの人に提供できることなどを可視化して示しました。

 最後に、「一人の強いリーダーではなく、たくさんの人が核兵器廃絶に向けて一歩をふみ出し、あなた自身の『平和』を大切にしてほしい」とメッセージを送られました。

つぎに、京都生協北ブロック長補佐の川合陽子さんが「京都生協平和の取り組み」を報告。次世代に継承する取り組みの一つとして、昨年8月に「ピースアクションinヒロシマ」に参加した小学生のメッセージなどを紹介されました。

また、京都生協の組合員や職員が京都府生協連の呼びかけに応えて「子ども平和新聞プロジェクト」や「ピースパレード」に多数参加されたことを報告されました。

つづいて、立命館アジア太平洋大学(APU)3回生の平野昌美さんから「Peace Now APU」について報告がありました。中国に住んでいる時に反日デモを経験し、平和に興味を持った平野さん。Peace Now Nagasakiに参加して自分の大学の中でも「見て学んで考える参加型の平和企画」を「Peace Now APU」と題して実施しました。
「個人が平和について考えても意味がない」と思っていた友人を巻き込んで、創意工夫しながら、参加者が気軽に楽しめる企画を今年も長崎で開催しますと報告されました。

立命館大学4回生・倉本芽美さん
京都生協北ブロック長補佐・川合陽子さん
立命館アジア太平洋大学(APU)3回生・平野昌美さん
UP 2025-07-10
NPO法人消費者支援機構関西(KC′s)通常総会・記念シンポジウム

NPO法人消費者支援機構関西(KC′s)通常総会・記念シンポジウム

開催日 2025/06/28
開催地・会場マイドームおおさかとオンライン

適格消費者団体・特定適格消費者団体・NPO法人消費者支援機構関西(KC’s)通常総会と記念シンポジウムが、6月28日(土)、マイドームおおさか8階第1・第2会議室及びオンラインで開催されました。

提案されたすべての議案(2024年度事業報告・決算、2025年度事業計画・予算など)が可決承認されました。

総会終了後は、記念シンポジウム「KC‘sの今と未来」を開催。「町村先生に聞く、適格消費者団体の今と未来」をテーマに成城大学法学部・町村泰貴教授へのインタビューが、KC‘s・坂東俊矢常任理事(京都産業大学法学部教授)を聞き手に開催されました。

つぎにトークセッション「KC’sの今と未来を語ろう!」では、カライスコス アントニオス理事(龍谷大学法学部教授)をコーディネーターに、スピーカーとして忠政貴之弁護士(KC’s差止請求検討委員)、田中雅代消費生活相談員(KC’s被害回復検討委員)、椿原雅子さん(生協の副理事長、Kc’s差止請求検討グループメンバー)が意見交換されました。

今期をもって当会の西島秀向会長理事は理事長を退任し、鯰江賢光専務理事が理事として就任。KC‘s新理事長には、薮田高広氏が就任しました。

KC's総会
トークセッション
UP 2025-07-10
5/3-5能登半島地震被災地支援ボランティア参加報告

5/3-5能登半島地震被災地支援ボランティア参加報告

開催日 2025/05/03 ― 2025/05/05
開催地・会場輪島市

5月3日(土)~5日(月)、能登半島地震被災地支援ボランティアに参加しました。 訪問先は、3日午後 輪島市門前町道下第一仮設住宅集会所、4日午前 輪島市町野町 金蔵集会所、午後 輪島市町野町第一仮設住宅集会所。      

 大阪府生協連から、昨年5月に共同で実施されたサロン活動を、今年度も引き続きおこなっていくにあたり、近畿地区生協府県連および富山県生協連と連携していくために、5月3日~5日の支援活動への参加呼びかけが京都府生協連にあり、鯰江賢光専務理事が参加しました。初日午後に訪問した門前町道下の第一仮設住宅では、500食(2,500個)のたこ焼きを作り、仮設住宅にお住まいの方に食べていただきました。二日目の金蔵集会所、町野町第一仮設住宅集会所では、小学生やその親御さん、高齢の方もたこ焼きづくりに参加され、ボランティアと一緒にたこ焼きを作りながら交流することができました。今回初めて能登半島被災地支援ボランティアに参加しましたが、震災から1年半、豪雨災害から九か月経った今も輪島の朝市通りは整地されてはいますが、被災した状態のままの家屋も数多くあり、息の長い支援の必要性を感じました。

被災者と一緒にたこ焼き作り
ボランティアの皆さん