2023年8月23日(火)、からすま京都ホテルで開催し、36人が参加しました。 主催は近畿地区生協府県連協議会。テーマは、「つながる力で安心してくらし続けられる地域社会づくりをめざして」。
はじめに、兵庫県生協連(近畿地区生協府県連協議会代表)・岩山利久会長理事、開催地行政から京都府文化生活部・益田結花部長が開催にあたって、本会議の位置付けと行政と生協が連携して「安心してくらし続けられる地域社会」の実現に向け、一層連携・協力を広げて取り組んでいきたい旨の挨拶をいただきました。
厚生労働省社会・援護局 地域福祉課 消費生活協同組合業務室・谷内一夫室長補佐より挨拶があり、厚生労働省はこの間様々な影響により、人との接触の希薄化といった社会構造の変化に対応するため、地域共生社会の実現に向けた取り組みを進めており、生協には行政と連携・協同のもと、事業や様々な活動を通して、地域社会になくてはならない存在として発展してほしいと期待を述べられました。
つぎに日本生協連渉外広報本部・松本圭司本部長より「持続可能な社会の実現を目指した全国の生協の社会的取り組み」と題して、全国生協の事業概要、日本の生協の2030年ビジョン、コープSDGs行動宣言、全国生協の事業・活動を通じた社会的取り組み、協同組合間連携事例について報告がありました。
特別報告として、摂南大学 農学部・北川太一教授より「持続可能な地域づくりと協同組合~協同の力で食、農、地域をつなぐ~」と題して、若者(大学生)は協同組合をどうみているか、SDGs 持続可能な開発目標を4つにまとめると、今後協同組合が社会的役割を果たすためにレイドロ―報告から学ぶこと、結びに協同組合と行政・自治体との連携に向けて取り組むべき4つの課題についてお話頂きました。参加者からは「SDGsを4つのテーマに括りなおされ、より多くの市民はじめ関係者との理解を深め共有が進む視点として新しい発想だと思いました」「協同組合の存在意義を再認識させて頂き、今後の活力となりました」などの感想が寄せられました。
活動事例として、「若者が相談しやすい環境づくり~大学生協との協働~」京都府文化生活部消費生活安全センター・水野又啓課長補佐兼係長、「滋賀県の中で地域共生社会づくりの取り組みについて」生協コープしが・寺田真常務理事、くらしのサポート事業室・橋本克也室長、「生活協同組合コープこうべの『地域つながるミーティング』」兵庫県生協連・江見淳専務理事、「特定非営利活動法人消費者支援機構関西(KC’s)活動報告」特定非営利活動法人消費者支援機構関西(KC’s)・小林紀久子理事・事務局長より報告がありました。